「サラシナショウマ」という花をご存じですか。
「ヤマショウマ」や「ヤサイショウマ」と呼ばれることもある、日本、朝鮮半島、中国、シベリア原産のキンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草です。
茎は分岐せず、ふさふさとした花が長く伸びた茎を包むように咲くのでまるで猫のしっぽのようにも見えます。
今回はそんな「サラシナショウマ」の花言葉について詳しく見ていきましょう。
「サラシナショウマ」の花言葉「愛嬌」「雰囲気のいいひと」
「サラシナショウマ」の花言葉ひとつめは「愛嬌」です。
「サラシナショウマ」の白い花は長く伸びた茎にブラシのように密集して咲くため、重みでややしなりがちに育ちます。
長い花穂がふわふわと揺れ動く姿が愛らしく、「愛嬌」や「雰囲気のいいひと」という花言葉が付けられました。
友人や恋人へのプレゼントにぴったりの花言葉です。
「サラシナショウマ」の花言葉「無邪気」
「サラシナショウマ」のもうひとつの花言葉は「無邪気」です。
これも特徴的な長い花穂が楽しそうに揺れるさまから付けられました。
「サラシナショウマ」の花はバニラに似た芳香を放ちますので、お子さまもきっと気に入るはず。
日陰を好み、水切れさえ気を付ければ鉢植えでも楽しめますので、ぜひご家庭で「サラシナショウマ」の揺れる花穂を楽しんでください。
「サラシナショウマ」の花言葉「あたたかい心」
「サラシナショウマ」には「あたたかい心」という花言葉もあります。
これは「サラシナショウマ」のふわふわと咲く花が、毛皮に包まれているようで温かそうなところから付けられました。
優しい心遣いへのお礼に「サラシナショウマ」の花を添えてみてはいかがでしょうか。
「サラシナショウマ」の名前の由来
「サラシナショウマ」は漢字で書くと「晒菜升麻」となります。
「晒菜」とは、若い葉をゆでて水に晒せば食べられることから付けられました。
また「升麻」とは葉っぱが麻に似ていて、薬効が体の上に昇(升)った場所によく効くところから付けられたようです。
現代でも「升麻」は解熱、解毒、鎮静、鎮痛によく効く漢方薬として使われています。
まとめ
実は「サラシナショウマ」は香川県で絶滅危惧Ⅱ類に、埼玉県、千葉県、東京都で準絶滅危惧に指定されています。
山野で見かけても採取することは控え、目で見て楽しむようにしましょう。
また品種改良した園芸種が市場に流通していますので、そちらを購入するのもお勧めです。
ルールを守って愛らしい「サラシナショウマ」の花を末永く楽しみましょう。