イベリスはアブラナ科イベリス属の一年草または二年草で、6~9月頃に花を咲かせます。
原産地は南ヨーロッパ、北アフリカ、西アジアなどです。
和名はマガリバナといい、太陽の方向に向かって曲がるからと言われています。
今回はイベリスの花言葉について解説します。
「イベリス」の花言葉
「心をひきつける」「無頓着」「甘い誘惑」などがあります。
それぞれ印象が異なるので、プレゼントなどにする時は、相手を選びましょう。
「心を惹きつける」
太陽に向く性質を、心を惹きつけられ、つい目で追ってしまう人のイメージと合わせて付けられた花言葉です。
実際に細かく太陽を追っているのか、ヒマワリのように印象だけで太陽と結びつけられているのか真相は不明です。
「私はあなたに心が惹きつけられる」と「あなたの心を惹きつけたい」両方の意味が考えられますが、いずれにせよ好意を示すものなので、状況に応じて使い分ければ良いでしょう。
好ましく思う相手に贈る他、店の商品ディスプレイにも合います。
人を惹きつけられるような自分磨きをしたい時、自分の部屋に飾ったり育てたりするのも良いでしょう。
逆に式典などのフォーマルな場面では、砕けすぎの印象を与えてしまいます。
「無頓着」
花弁が不揃いな事から、身だしなみに無頓着な人に例えてつけられた花言葉です。
これは人間の勝手な判断で、不揃いには理由があります。
イベリスの花は、1輪に見えますが実際には花の集合体です。
1つ1つは4枚の花弁を持つ小さな花で、そのうち大きい2枚だけが外に向いているのです。
このため、花弁がきっちりと揃って見えないのですが、逆に空間を広く取ることで立体感が出ています。
この花言葉を添えて贈る場合を考えると、基本的に悪口になってしまいそうですが、神経質過ぎる人に「もっと気楽にするように」と助言しつつ渡すならば良いでしょう。
それ単体だとやはり悪口になるので、贈る時のフォローが必要な花言葉です。
自分の部屋に飾る時は、「無頓着」を「物事に動じない剛胆さ」など、都合良く解釈して利用しましょう。
「甘い誘惑」
イベリスの甘い香りからついた花言葉です。
イベリスは別名をキャンディタフト(砂糖菓子の房)と呼びます。
確かに砂糖菓子のように白く綺麗な花です。
ただし、キャンディタフトには別の説もあります。
キャンディは、クレタ島の古都「キャンディア」が元になった、というものです。
真相は不明ですが、この花言葉を聞いた人がキャンディをイメージし、イベリスに合っていると感じるのは確かでしょう。
意中の人の気を引くために贈るのも良いですし、劇場や売り場など、人を呼び寄せたい場所に飾るのにも向きます。
自分の家で育て、意中の人を誘惑出来るような魅力を身に付けようと努力するのも良いでしょう。
逆に向いていないのは、生真面目過ぎる人や、職場などの固い場所です。
ダイエット中も、甘い物を連想してしまうなら遠ざけた方が良いです。
まとめ
イベリスは大変可愛らしい花です。
出先で見かけたり、人から贈られた時などに、花言葉を知っているとより嬉しい気分なるでしょう。
喜びを増やし、落ち込んだ気分を減らしてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。