「ケンチャヤシ」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「ケンチャヤシ」の花言葉とは? 花言葉

「ケンチャヤシ」は、ヤシ科ホウエア属の常緑樹です。

オーストラリアのロード・ハウ島原産で、日本へは明治時代に鑑賞用として渡来しています。

花よりも葉を楽しむ観葉植物です。

今回は、「ケンチャヤシ」の花言葉について解説します。

「ケンチャヤシ」の花言葉

「勝利」といいます。

ヤシに共通する花言葉です。

万歳しているかのような、張りのある葉からイメージしやすい花言葉です。

また、古代ギリシャ文化にも由来があります。

ヤシは太陽神「アポロン」の聖木で、勝者が持つ「勝利の葉」とされたのです。

このため、古代ギリシャの競技祭では、役に立つ賞金品はありませんが、オリーブの冠とヤシの葉が贈られ、栄誉の証となったのです。

人にとって勝利は何よりも大事な事と言えます。

スポーツや学力テストなどで、形式的な勝利は逃したとしても、自分の決めた目標をクリアしているなら、そこに勝利があるのは間違いありません。

一方、敗北しても良いと諦めてしまうと、何処までも下へ落ちて行ってしまうのです。

但し、勝つために何でもするというのはいけません。

そもそも自ら「何でも」と言ってしまっている時点で、後ろめたさがあり、その勝利には影が差すでしょう。

勝敗は自分の心が決める事で、心が負けを認めれば、その時点で負けているのです。

弛まぬ努力で勝利を掴んだ人へ贈り讃えるのに向く花言葉です。

リビングの観葉植物にして、朝食時に眺め、今直面する困難への勝利を誓うのも良いでしょう。

「ケンチャヤシ」の豆知識

「ケンチャヤシ」の名は、ケンティア属というかつての属名に由来します。

これは、「ケンチャヤシ」の原産地であるオーストラリアのロード・ハウ島の都市「ケンティア」が由来となっています。

ロード・ハウ島は、1788年にイギリス海軍が発見し、英雄の「リチャード・ハウ」に因んで名付けられました。

当初、捕鯨の基地として利用されましたが、燃料が石油に切り替わり捕鯨が下火になった後は「ケンチャヤシ」の出荷が主要産業の1つになっていったのです。

「ケンチャヤシ」の現在の学名は「ハウエア・ベルモレアナ」です。

「ハウエア」はロード・ハウ島を表します。

「ベルモレアナ」はオーストラリアのニューサウスウエールズ州知事だった「第4代ベルモア伯サマセット・ロウリー・コリー」への献名です。

まとめ

「ケンチャヤシ」は観葉植物として人気がありますが、逆に見慣れ過ぎて気に留めないかも知れません。

花言葉を知れば、それを飾った人の気持ちにも触れられるでしょう。

風景の解像度を増してくれる、花言葉を是非参考にして下さい。

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