「ツルシキミ」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「ツルシキミ」の花言葉とは? 花言葉

「ツルシキミ」は、ミカン科ヤマシキミ属の常緑樹です。

樺太から九州にかけて分布し、しなやかな枝で豪雪地帯に適応し生育します。

花は白い小花を多数まとまって咲かせ、その後直径1cm程の果実を多くつけますが有毒です。

今回は、「ツルシキミ」の花言葉について解説します。

「ツルシキミ」の花言葉

「寛大」「清純」があります。

「ツルシキミ」「ミヤマシキミ」の変種のため、同じ花言葉がつきます。

比較的良い意味の花言葉で、意味が合う場合は贈り物にも使えます。

「寛大」

果実をたくさん付ける事から付いた花言葉です。

同じミカン科のミカンの花言葉とも共通します。

「寛大」という言葉は、昨今は「寛大な処置」など、「誰かを許す」というニュアンスで使われます。

その解釈だと、この性質は意味が合わないようですが、実際には「心が広い事」全般を指す言葉です。

従って、損得を気にしない大きな心で沢山の果実をつけ、動物に大盤振る舞いするミカン類の花言葉になるのです。

寛大な振る舞いが出来る友人に贈るのに向く花言葉で、ケチで細かい人には向きません。

「清純」

「ツルシキミ」の白く小さい、控えめな花から付いた花言葉です。

心が清く純粋な友人などに贈るのに向きます。

本当に清純な人間がいるのか、と突き詰めて考えると、聖人の類しか当てはまらなくなるので、ある程度範囲を広げて考えるのが良いでしょう。

最近考えがひねくれてきていると思ったら、「ツルシキミ」を見て心に清らかさを取り戻すのにも使えます。

この花言葉が合わないのは、人間は誰でも人の悪口を言うのが一番好きなのだ、と考えている人です。

こういう人にとっては、清純という概念は我慢ならない欺瞞であり、清純と言われるのは人間性の否定に繋がるため、悪口が山ほど返って来るでしょう。

「ツルシキミ」の豆知識

「ツルシキミ」「蔓樒」と書き、「シキミ」は毒のある「悪しき実」が元になっているとされます。

もう1つの由来として、四季を通して鮮やかな緑である事から「四季味」「四季美」というものがあります。

ミヤマシキミや「ツルシキミ」は赤い実を付けますが、同じ赤い実を付ける「センリョウ(千両)」と同じように、「両」の別名がついています。

果実の数に応じて「一両」から存在するのですが、多くの果実を付ける「ツルシキミ」の場合は「億両」で、最も桁が多い縁起物になります。

まとめ

「ツルシキミ」は果実が特徴的ですが、普段は風景に紛れてしまう事が多いでしょう。

花言葉を知り、興味を深めれば、存在に気付き、花や果実の時期を待ち構える事も出来ます。

風景に色を足してくれる花言葉を、是非参考にして下さい。

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