「ケマンソウ(タイツリソウ)」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「ケマンソウ(タイツリソウ)」の花言葉とは? 花言葉

花の形が特徴的な「ケマンソウ」は、ケシ科「ケマンソウ」属(コマクサ属)の多年草です。

中国、朝鮮半島原産で、地上部が枯れて冬を越す宿根草です。

4月から6月にかけて、ハート型の主にピンク色をした花が連なるように咲きます。

その様子がタイを竿にぶら下げているように見えた事からついた別名が、タイツリソウ(鯛釣草)です。

今回は、「ケマンソウ」の花言葉について解説します。

「ケマンソウ(タイツリソウ)」の花言葉

「従順」「恋心」「失恋」「優越」があります。

良い意味から悪い意味まで並ぶため、贈る時にはよく意味を考えて組み合わせた方が良いでしょう。

自分で飾る分にはいいとこ取りで充分です。

「従順」

一列に連なる「ケマンソウ」の花が、前に従っているように見える事から付いた花言葉です。

「あなたに従う」「流れに任せて」も同じ由来の花言葉です。

最近は個性を重視するため、あまり人に贈るには向かない花言葉です。

自分の部屋に飾り、人と衝突しがちな性格を省みるのには良いでしょう。

「恋心」

まだ開いていない「ケマンソウ」の花が、ハート型に一本だけ何か垂れ下がったような姿をしている事から付いた花言葉です。

ピンク色も相まって、完璧に近いハート型です。

恋の告白や、恋人に対して、蕾の「ケマンソウ」やその画像を贈り、花言葉を添えると良いでしょう。

但し、「ケマンソウ」の花言葉は恋心、と機械的に考えてはいけません。

あくまでも蕾に限ります。

何故なら、次の花言葉があるからです。

「失恋」

「ケマンソウ」の蕾は完璧なハート型ですが、開き始めると話は別です。

ハートの尖った部分から「W」のように少しずつ開き始め、丁度割れていくハートの形になってしまうのです。

こうなれば、「失恋」としか言えません。

同じ由来で「冷め始めた恋」があります。

心が離れ行く恋人に贈れば意味は合いますが、大体感づいては貰えないものです。

別れ話ならきちんとしましょう。

「優越」

こちらは同属で姿の似た「コマクサ」からイメージされる花言葉です。

コマクサは高山植物の女王とも呼ばれる花で、周辺から抽んでた美しさを持つため、「優越」に通じる花言葉を多数持ちます。

優越感というと少々良くないイメージも伴いますが、単純に能力などで他より優れた友人などに贈ると良いでしょう。

何も他人より優れた事がない人には向きません。

「ケマンソウ(タイツリソウ)」の豆知識

「ケマンソウ」は漢字で「華鬘草」と書き、仏具の華鬘に似ている事から付いたものです。

華鬘は荘厳具の1つで、吊り下げて使ううちわのような形をした飾りです。

主に金色で、透かし彫りの模様が入ります。

元はインドの花の髪飾りが元になったとの説があります。

植物の名前には、時折こういった身近とは言えない仏教由来の言葉が入ります。

これは、かつての日本で僧侶が最も庶民に近い知識階級であり、学者も兼ねていた事からの流れでしょう。

まとめ

「ケマンソウ」は可愛らしい花です。

花言葉を知っていれば、より深く楽しむ事が出来るでしょう。

花の様々な側面を知る事ができる、花言葉を是非、参考にして下さい。

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