新しい紙の素材としても利用される「ケナフ」は、アオイ科フヨウ属の多年草です。
アフリカ原産で、アジア、オーストラリア、北アメリカに移入し、日本にも帰化が見られます。
花期は10月から11月です。
今回は、「ケナフ」の花言葉について解説します。
「ケナフ」の花言葉
「開放感」「行動力」です。
良い言葉ですが、限定的な意味のため、状況をみながら使いましょう。
「開放感」
「ケナフ」の大きく咲く花の姿から付いた花言葉です。
自分の事を無意味に隠さず、実力を惜しまず発揮するタイプの友人や同僚に贈るのに向いた花言葉です。
スタイルに自信があり、肌を見せる衣服を好む人にも合うでしょう。
旅行のツアーパンフレットや、窓の大きい住宅の広告デザインにも合っています。
もう少し自分を出したいと考える時、「ケナフ」素材のグッズを使ってみるのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、秘密主義で詮索される事が嫌いな人です。
「何か引き出そうとしているのでは」と警戒されてしまいます。
また、衣類や交際にもかかわる花言葉のため、異性に対して迂闊に使うと嫌がられる可能性があります。
「行動力」
世界中に広まり、100日ほどで3メートルに育ち、大きな花を咲かせ、様々な用途で役立つ「ケナフ」は、どこを取ってもこの花言葉に良く合います。
活動的で思わぬ事を成し遂げる友人や、難しい案件をきっちりと完了させる同僚などに贈るのに向いています。
スケジュール管理ソフトや、仕事の片手間に食べられるバランス調整食などの宣伝イメージにも合うでしょう。
花をスマホの待ち受けにして、行動が一歩遅れる自分を戒めるのにも使えます。
この花言葉が合わないのは、入院中などで自分がしたいと行動に大きな制限がある人です。
入院先からでもリモートでバリバリ働ける人なら良いのですが、そうでなければ人の不幸を嘲笑っているように感じられてしまうでしょう。
「ケナフ」の豆知識
「ケナフ」は繊維植物として古くから利用されていました。
アサとは科が違いますが、似た触感になるため、洋麻やボンベイ麻とも呼ばれます。
木材よりも成長が遥かに早く多くの繊維がとれる事から、2000年代に入って木材パルプの代替資源としても注目されています。
「ケナフ」の表皮部分のパルプは強度があり、風合いも良いため、ティッシュからスピーカーのコーン紙まで様々に利用されています。
まとめ
「ケナフ」は加工品として接する機会の方が多いかも知れません。
花言葉を知っていれば、元の姿に思いを馳せる事も出来るでしょう。
日常に発見を増やしてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。
