「ホウオウボク(鳳凰木)」は、マメ科「ホウオウボク」属の落葉樹です。
マダガスカル島原産で、日本では沖縄で見られます。
花は鮮やかな朱色で、花弁5枚のうち、1枚が大きく縞模様が入ります。
これを尾羽と見て、伝説の鳥「鳳凰」に喩えたのが名前の由来です。
華やかで美しい花で、「世界三大花木」として、「シウンボク(紫雲木)」「カエンボク(火焔木)」と並び称されています。
今回は、「ホウオウボク」の花言葉について解説します。
「ホウオウボク(鳳凰木)」の花言葉
「気品」「内気」「同情」「永遠」などがあります。
華やかな見た目に反してやや落ち着きのある花言葉で、雰囲気の合う相手へ贈るのに向きます。
「気品」
伝説の鳥である鳳凰を名に持つ事から付いた花言葉です。
鳳凰は古代中国において動物の長とされる「瑞獣(ずいじゅう)」の1つに数えられます。
「霊泉の水しか飲まず、竹の実しか食べず、梧桐の木にしかとまらない」という気位の高さから付いた花言葉です。
品性があり気高い人へ贈り、好意を伝えるのに向きます。
「内気」
「ホウオウボク」の樹形は傘型になり、下に入った人を覆い隠すようなイメージがある事から付いた花言葉です。
他に「臆病な愛」「私は恋を疑う」「柔和」「しめやかな愛」などがあります。
「内気」はしばしば欠点として挙げられますが、あくまで外側からの観察結果に過ぎません。
何かして成功した人は認識されますが、譲って成功を支えた人は気付かれにくいものです。
一歩引く気配りで、上手く物事が運んでいる事は多くあります。
この花言葉は、表にあまり気持ちは見せないけれど、思慮深い友人へ、好意と共感を伝えるのに向きます。
「同情」
こちらも傘型の樹形から、困っている相手へ傘をさしかけるイメージから付いた花言葉です。
しばしば「同情」は「哀れんで見下す」と解釈される事があります。
ですが、本来「同情」は、相手の感情を、自分と同じように感じ入る事を表します。
親しい人の辛い気持ちに的確に寄り添えている「同情」なら、悪く伝わる事はないでしょう。
「永遠」
鳳凰が長い寿命を持つ事や、「ホウオウボク」の花期が長い事から付いた花言葉です。
「永遠」の愛を誓うプロポーズに良いでしょう。
幸せを願い家へ植えたり、ずっと人に語り継がれたい書籍のデザインにも合います。
まとめ
「ホウオウボク(鳳凰木)」の花言葉は、「気品」「内気」「臆病な愛」「私は恋を疑う」「柔和」「しめやかな愛」「同情」「永遠」があります。
華やかで美しく、「世界三大花木」にも数えられています。
花を一層鮮やかに見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。