ウサギギクは、キク科ウサギギク属の多年草です。
本州中部から北海道の亜高山帯~高山帯に分布し、湿り気のある草原地帯で生育します。
ここでは、ウサギギクの花言葉について解説します。
「ウサギギク」の花言葉
「愛嬌」です。
ウサギの身近で可愛らしいイメージから想像出来ます。
一方、物語に出て来るウサギは、少々小ずるいところがあります。
因幡の白ウサギと言い、ウサギとカメと言い、あまり褒められた性格をしていません。
カチカチ山もタヌキ視点からは酷いものでしょう。
ただ、一度はサメ達を口八丁でその気にさせていたり、カメをレースに引っ張り出したり、タヌキと表面上仲良くしていたり、人懐こさは充分ありそうです。
隙の多さと合わせてやはり愛嬌のあるキャラクタなのでしょう。
日本最古の漫画と言われる鳥獣戯画においても、擬人化されて愛嬌のある行動をしていたので、この感覚は昔からのものなのでしょう。
そんなウサギギクは、愛嬌のある可愛らしい印象のある人への贈り物などに向きます。
生真面目そうだけれど意外に愛嬌がある、というような人にも良いでしょう。
怒られるのではないかと思うかも知れませんが、そういう人は自分が結構ユーモアや愛嬌があると思っている事があり、外見ほど生真面目の自覚はないものです。
また、自分の部屋に飾り、人に好かれる愛嬌が身に付くよう願掛けするのにも使えます。
単に愛嬌ある可愛らしい花で心を和ませる効果もあります。
ウサギギクの花言葉が絶対的に合わない相手はいませんが、上下関係が厳格な会社組織などで、目上の上司や先輩に対しては不適切と判断されるかも知れません。
もっともこういう組織だと、仕事から離れたやり取り全般が不適切とされる可能性が高いので、花言葉の意味は関係ないでしょう。
「ウサギギク」の豆知識
ウサギギクの名前の由来は、その葉が細長くウサギの耳のように見えるからです。
他にウサギの耳にちなんだ植物としては、サボテンのバニーカクタス、ツキトジがあり、かなり説得力のある形をしています。
また、ウサギギクは別名をキングルマと言いますが、こちらは花の形が金色の車輪のように見えるので、かなり想像しやすいでしょう。
花は車を連想しやすいようで、他にヤグルマギクも花を車に見立てています。
そのものズバリ、クルマバナという品種もあるのですが、こちらは一輪の形ではなく、小さい花がぐるりと輪生する事からついており、雰囲気がかなり違います。
まとめ
黄色く可愛らしいウサギギクを、山歩きなどで見かけた時に嬉しい気分になれるでしょう。
花言葉を知れば、より好ましく思う事ができます。
楽しみを一層増してくれる、花言葉を是非参考にして下さい。