「アーモンド」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「アーモンド」の花言葉とは? 花言葉

チョコレートでお馴染みの「アーモンド」は、バラ科サクラ属の落葉樹です。

西アジア原産で、果樹として栽培されており、アメリカのカリフォルニアが最大の産地になっています。

花は葉に先がけて咲き、淡いピンクで花弁5枚、八重咲き品種もあります。

花期は3月から5月です。

果肉は薄く、主に種を食用にします。

今回は、「アーモンド」の花言葉について解説します。

「アーモンド」の花言葉

「希望」「永久の優しさ」「真心の愛」「無分別」などがあります。

古くから人と共にあった植物だけに、神話や伝承に由来する花言葉が含まれます。

悪い言葉もあるため、贈り物にする時は意図を明らかにしましょう。

「希望」

春先に美しい花を咲かせ、生命溢れる季節やおいしい果実を期待させるところから付いた花言葉です。

「アーモンド」というとナッツのイメージばかりが強いですが、花もサクラを思わせる美しいものです。

希望はいかなる時も必要で、人の意志を支えてくれます。

何かしら先を見て活動する人へ贈るのに向きます。

「永久の優しさ」

「アーモンド」は『旧約聖書』にしばしば記述される事から、神のもたらす恵みをイメージした花言葉です。

花の美しさや、古くから果実が人に愛されている事も意味が合うでしょう。

人の優しさは永久には続きません。

けれど、誰かに愛された記憶は、他の人へ与える優しさを生み出し、連鎖し広がっていくものです。

優しさを受けた時のお礼に添えて贈るのに向く花言葉です。

「永久」にこだわる事はありません。

「真心の愛」

こちらも神の愛のイメージで付いた花言葉です。

愛を主な教義としたのは「イエス・キリスト」ですが、『新約聖書』には「アーモンド」の記述はありません。

ですが、キリスト教は『旧約聖書』の神とも繋がりはあるため、無関係と切り捨てる事もないでしょう。

心からの愛情を向けてくれる親や配偶者、恋人などへ贈るのに向きます。

「無分別」

古代ギリシャ神話に由来がある花言葉です。

昔、トロイア戦争に従軍したアテネの王子「デモフォン」は、帰路でトラキアへ立ち寄り、トラキア王女「フィリス」と恋に落ちました。

立場上、アテネに戻らなければならないデモフォンは、再会を約束してフィリスと別れました。

アテネに戻ったデモフォンでしたが、やがてフィリスの事を忘れ、新しい恋人を作ります。

何年待っても帰らないデモフォンに、フィリスは心変わりを確信し、絶望のあまり自ら命を絶ちました。

その後に生えたのが、「アーモンド」の木でした。

その後、ようやくトラキアを訪れたデモフォンは、墓所に咲く美しい花の下で、自分の無分別を悔いたのでした。

同じ由来で「愚かさ」という花言葉も付いています。

尚、この物語で生えた木は「ヘーゼルナッツ」である、という説もあります。

悪口になってしまうので、そのままの意味で誰かに贈るには向きません。

一方、多趣味、多芸の親しい友人へ、尊敬のニュアンスを込めて贈るなら合います。

まとめ

「アーモンド」は親しみ深いナッツです。

花言葉を知れば、より興味深く味わえるでしょう。

おやつの時間を少し楽しくしてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。

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