「卒業」という花言葉の花は、卒業で別れる友人や恩師へ贈ったり、卒業のディスプレイなどに向きます。
退職やサークルの引退についても使われる表現で、いずれも悲しさと感謝、未来への期待などのニュアンスが含まれます。
相手や状況に合わせた花を選べば、より深い思い出として残ってくれるでしょう。
「卒業」の花言葉を持つ花
「卒業」という花言葉を持つ花はありません。
「卒業」と似た意味の花言葉を持つ花
「卒業」に似た意味の花言葉を持つ花は、多数あるので見ていきましょう。
「スイートピー」
マメ科レンリソウ属の一年草で、柔らかなシルエットの花が美しく、花色はクリーム色から紫まで多彩です。
比較的淡い色でしたが、近年になって濃い赤色品種も作出されています。
開花時期が合うため卒業式定番の花となっており、「門出」「別れの言葉」「さようなら」「私を覚えていて」「デリケートな青春の喜び」など、「卒業」とイメージが近い花言葉が揃います。
他に、「永遠の喜び」「偽りの謙遜」「微妙」などの花言葉が付きますが、そこまでイメージを歪めるものではありません。
他に「シクラメン」に「退職と別れの挨拶」という西洋の花言葉がついており、職場の「卒業」に向きます。
「ミヤコグサ(都草)」
マメ科ミヤコグサ属の多年草です。
都会から離れ旅する人が、行く道でふと見かけた「ミヤコグサ」に、残した人を思い出すというニュアンスで「また会う日まで」という花言葉が付いています。
卒業式で別れる友人へ贈るのに丁度良い言葉です。
但し、種を飛ばす性質から「気まぐれな心」、蔓が這い絡まる執念深さから「復讐」「恨みを晴らす」という花言葉も付くので、意味は正しく伝えないと、妙な思い出が残ってしまいます。
名前が近いキク科の「ミヤコワスレ(都忘れ)」にも「また会う日まで」という花言葉が付きます。
こちらは他の花言葉が「別れ」「短い恋」で、恋人を捨てるようなニュアンスが強めです。
他に、「ネリネ(ダイヤモンドリリー)」に「また会う日を楽しみに」、「サネカズラ(実葛)」に「また会いましょう」などがあります。
「アルストロメリア」
ユリズイセン科ユリズイセン属の多年草で、白から赤、赤から黄色、緑の花を咲かせます。
花持ちの良さや、新世界であるアメリカ大陸原産である事から「未来への憧れ」という花言葉が付いています。
卒業生や、彼らに期待する人達の心を表す花言葉と言えるでしょう。
他に「幸福な日々」「穏やかな生活」「友情」など、卒業向きなものから、見た目や性質から付いた「エキゾチック」「機敏」「献身的愛情」「小悪魔的な思い」など、方向性の違う花言葉が混じるため、贈る時は意図を明らかにしましょう。
他に「ネモフィラ」の「どこでも成功」、「カルミア」の「大きな希望」などの花言葉も、同じニュアンスで使えます。
これ以外にも、「感謝」「別れ」などの様々な花言葉が合うため、色々組み合わせて利用出来るでしょう。
まとめ
「卒業」という花言葉を持つ花はありません。
似た意味の花言葉を持つ植物として「スイートピー」「シクラメン」「ミヤコグサ」「ミヤコワスレ」「ネリネ」「サネカズラ」「アルストロメリア」「ネモフィラ」「カルミア」などがあります。
他にも使える植物は多数あるため、相手や状況に合わせ、よく選べば思い出に残る贈り物になるでしょう。
