「存在しない」の花言葉を持つ花とは?似た花言葉を持つ花まで徹底解説

「存在しない」の花言葉を持つ花とは? 逆引き

「存在しない」という花言葉の花は、実在が危ういUMAの再現模型などのディスプレイに向きます。

一方、誰かに贈った場合、「いなくなって欲しい」という意味に伝わる可能性があり、良い結果にはなりません。

言葉の足りない花言葉なので、贈るなら意図をきちんと伝えましょう。

「存在しない」の花言葉を持つ花

「存在しない」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。

「青いバラ」

「青いバラ」は、かつては実在しないものの代名詞だったため「不可能」「存在しない」という花言葉が付いていました。

作ろうという園芸家は何人も現れましたが、成功しませんでした。

花を品種改良する時、好ましい形質を持つ花同士を交配します。

当然、バラはバラとしか交配できません。

そして、バラは青い色素を持っていないのです。

突然変異で、青い色素を持つ遺伝子が出来る可能性はゼロとは言えませんが、天文学的低確率です。

ブレイクスルーとなったのは、サントリー社が導入した遺伝子組み換えです。

バラにパンジーの遺伝子を導入して2004年、ついに「青いバラ」が完成しました。

その後、法的な問題をクリアし、2009年に「アプローズ」の名で販売開始となったのです。

これにより「夢かなう」「奇跡」という花言葉が付き、「不可能」「存在しない」という花言葉は消えていきつつある状態です。

尚、同様に遺伝子組み換えで初めて作られた「青いカーネーション」は、「存在しない」という花言葉はなく、開発後は「永遠の幸福」という花言葉が付いています。

「存在しない」と似た意味の花言葉を持つ花

「存在しない」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。

「ジニア(百日草)」

キク科ヒャクニチソウ属の一年草です。

花期が長い事から「百日草」の名を持ちますが、実際の花期は5月から11月で、更に長く楽しめます。

1つの花は数日でしぼむのですが、次々に咲く事で株としての美しさを保ちます。

花色は白から赤、赤から黄色、緑、複色です。

花言葉は「不在の友を思う」という「存在しない」人への気持ちを表す言葉です。

これは、名前の由来になった学者が早逝した事、新しい花が枯れた花を惜しんでいるという比喩、そして盆花などに利用され、故人を偲ぶ時に使われる事、などから付いた花言葉です。

似たニュアンスの他の花言葉としては「トリトマ」「あなたを思うと胸が痛む」「アスター」「後の祭り」「追憶」などがあります。

まとめ

「存在しない」という花言葉を持つ花は「青いバラ」ですが、いずれ忘れられていくでしょう。

似た意味の花言葉を持つ花として「ジニア」「トリトマ」「アスター」などがあります。

言葉が足りない花言葉なので、何かと組み合わせるなど、誤解されない工夫が必要です。

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