「ガウラ(ハクチョウソウ)」は、アカバナ科ヤマモモソウ属(ガウラ属)の多年草です。
「ハクチョウソウ」は、ガウラのうち白い品種の一般的な呼び名です。
北アメリカ原産で、日本へは明治時代に渡来しました。
花は白い花弁4枚の左右対称で、雄しべが長く伸び、花茎に並んで花穂を作ります。
花期は、5月から11月です。
今回は、「ハクチョウソウ」の花言葉について解説します。
「ガウラ(ハクチョウソウ)」の花言葉
「行きずりの恋」「負けず嫌い」「可憐な少女」「神秘」などがあります。
比較的良い意味が多いのですが、短い恋を暗示させる花言葉があるため、恋人には合いません。
どうしても贈りたい時は意図を正しく伝えましょう。
「行きずりの恋」
「ハクチョウソウ」は、花の姿を白い蝶に喩えた名です。
ここから、花から花へ気まぐれに飛び回る蝶のイメージで付いた花言葉です。
ヒラヒラ飛ぶ想像で、「舞姫」という花言葉も付いています。
行きずりの恋というと、旅行先で意気投合する、といったイメージがあります。
昨今は連絡先の交換もしやすいため、望むなら行きずりで終わらせない事もできます。
その意味では、ノスタルジーの伴う言葉です。
恋人に贈ると、「すぐに別れる」という暗示になるため向きません。
創作の雰囲気作りには良いでしょう。
「負けず嫌い」
真っ直ぐ伸びる花茎からイメージされた花言葉です。
近い由来の「我慢出来ない」という花言葉も付いています。
負けるのが好きな人はいません。
負けないためにどれだけ努力するかが分かれ目になります。
努力を惜しまないのであれば、負けなくなっていき、努力を惜しむなら勝負自体を避けるようになり、上達はしないでしょう。
負けず嫌いで努力家な人へ贈るのに向きます。
一方、負けを認めず騒いだり狡い手を使おうとする人には向きません。
「可憐な少女」
白い花の清らかで美しいイメージから付いた花言葉です。
「清楚」「繊細な心を傷つけない」という花言葉も付いています。
人生の中で、少女の時期はごく短いものです。
感性の柔らかい時代だけに、少しの事で人生の方向性が大きく変わります。
大人の立場であれば、10年後、20年後への影響も、気を付け接するべきでしょう。
可憐で若い恋人や友人へ贈るのに合う花言葉です。
「神秘」
花とは思えないような、不思議な姿の花からイメージされた花言葉です。
他に、蝶がサナギから成虫になる神秘的な変化としても意味が合います。
神秘と科学は、相反するものではありません。
むしろ、一見神が作ったとしか思えないものの仕組みが解き明かされていく様は、人間の可能性という神秘性を帯びるものです。
神秘的な魅力のある人や、占いなど神秘趣味の人へ贈るのに向きます。
まとめ
「ハクチョウソウ」は美しい花です。
花言葉を知れば、一層好ましく感じられるでしょう。
花との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。