目にもおいしい「ラズベリー」は、バラ科キイチゴ属の総称で、狭義には「ヨーロッパキイチゴ」の果実を指します。
西アジアのアナトリア半島原産で、伝承では紀元前1世紀にイダ山の斜面に生えていたものを栽培したとされます。
花は白い花弁5枚で、花期は6月から8月です。
果実は粒々した集合果で、中にごま粒のような種子が入っています。
今回は、「ラズベリー」の花言葉について解説します。
「ラズベリー」の花言葉
「深い後悔」「愛情」といいます。
キイチゴの花言葉を足す事もできます。
嫌な言葉と良い言葉、相反する2つが付いており、贈り物には難しい花言葉です。
2つ合わせてしまうと、注いだ愛情を後悔しているように思われるため、贈る時は意図を正しく伝えましょう。
「深い後悔」
「ラズベリー」に限らず、キイチゴ属はバラ科です。
バラと言えばトゲはつきもので、「ラズベリー」も例外ではありません。
最近はトゲ無し品種も流通していますが、悪いイメージは残るものです。
綺麗でおいしそうな果実を見て、つい手を伸ばし、トゲに刺されて後悔する、そんな流れで付いた花言葉です。
後悔は辛いものです。
思い出す度に、心が抉られるような気持ちになる事もあるでしょう。
後悔の原因を過去に遡って解消は出来ません。
一方、後悔の原因になったものが、現在にやって来て悪さをする事もありません。
もしも現在に来ていたら、目の前の困難になっており、「後悔」の引き出しには入っていないでしょう。
ひょっとして、檻の中のグリズリーを怖がっているだけではないか、その視点は重要です。
深い後悔の記憶がぶり返した時は、「ラズベリー」を煮て、ジャムを作りましょう。
家に満たされた「ラズベリー」の香りが心を癒し、その後のジャムはお腹を満たしてくれます。
ジャムを煮た鍋でホットミルクを作るのも、悪くないものです。
「愛情」
おいしく愛らしい果実は、温かく癒される愛情そのもののイメージと繋がります。
親に「ラズベリー」でお菓子を作って貰った古い記憶としても良いでしょう。
愛情は宗教で論議が起こる程度には難しい概念です。
人が何故に人を愛するかは、文化的にも生物学的にも有意義な題材です。
理屈が解明されるまでは、愛情はあなたと愛情をかけられた相手が判断する、極めて主観的なものと考えて良いでしょう。
ラズベリーで作ったお菓子を、愛情表現として恋人へ贈るのに向きます。
友人愛、隣人愛として幅広い相手にも良いでしょう。
自己愛というと聞こえは悪いですが、無事に生きている以上、自分を愛していないというのは言葉遊びです。
家族への愛情として家に植えるのも良いですが、トゲには気を付けましょう。
まとめ
「ラズベリー」は、生食以外に加工品として食べる事も多い果物です。
花言葉を知れば、その花や茎の姿にも興味が向くでしょう。
植物を多面的に見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。