南国の花「ティアレ」は、アカネ科クチナシ属の熱帯性の常緑樹です。
南太平洋のソシエテ諸島原産で、タヒチ島やタイ王国で栽培されています。
花は直径5cmほどで、白い花弁が5枚から9枚つき、花期は5月から9月です。
今回は、「ティアレ」の花言葉について解説します。
「ティアレ」の花言葉
「清らか」「幸福」「私は幸せです」「私はあまりにも幸福です」などがあります。
花の色と幸福のシンボルとしてのイメージから付いた花言葉で、悪い意味もないため、贈り物やお祝いに向きます。
「清らか」
白くすっきりした花の姿から付いた花言葉です。
「清楚」という花言葉も、同じ由来で付いています。
白い花にしばしば見られる花言葉です。
清らかさは程度が過ぎると窮屈ですが、人を安心させる良い性質です。
性格に悪意がなく、行いの正しい人へ贈るのに向きます。
そのように育って欲しいという意味で、学校へ飾るのにも良いでしょう。
「幸福」
「ティアレ」は古代ポリネシアで神聖視された花で、タヒチの言い伝えに「花弁8枚のティアレは幸福をもたらす」というものがあります。
ここからイメージされた花言葉です。
幸福を感じる時はいつでしょうか。
些細な事で幸せになれる人と、見識が広くごく稀な事に深い幸せを感じる人、どちらが幸せかといえば、結局本人の感覚です。
一方、差し出口を挟むのは、誰も幸せにしない無駄な事です。
幸せを祈り贈ったり、幸せな人と共に喜ぶ時に向きます。
「私はとても幸せです」
タヒチでは、「ティアレ」は昔から結婚祝いに利用され、現在でも新婚夫婦の家に30日間「ティアレ」を飾る習慣があります。
そんな新婚の幸せなイメージから付いた花言葉です。
自分が幸せであるとはっきり言えるのは、喜ばしい事です。
また、言ってしまう事で、自分の幸せが自覚出来る事にも繋がります。
結婚式のディスプレイにしたり、人に良くして貰った時のお礼に添えて贈るのに向きます。
「私はあまりにも幸福です」
幸福の度合いが、過剰になっている花言葉です。
幸運のシンボル、新婚、更に南国の幸せな雰囲気も合わせ、幸せの絶頂というイメージです。
「幸せすぎてこわい」という花言葉も同じ由来で付いています。
幸せがこわくなるのは、その反動で不幸になったり、少ない幸せで喜べなくなるのではないか、という心理でしょう。
ですが、幸せと不幸せは、繋がりがなければ、特に発生確率に関係はありません。
幸せに心が慣れる事はあるでしょうが、多少辛い事があれば、感覚はすぐリセットされます。
余計な事は考えず、幸せに浸るのが一番です。
大きな目標の達成など、幸福感の大きな場面で、そこへ至るまでの協力に感謝し、親しい人へ贈るのに向く花言葉です。
「ティアレ」の豆知識
「ティアレ」はタヒチ語で「花」を意味します。
「ティアレ・タヒチ」とも呼び方もします。
英名は「タヒチアン・ガーデニア(タヒチのクチナシ)」です。
まとめ
「ティアレ」は南国情緒溢れる美しい花です。
花言葉を知れば、そこに込められた歴史にも興味が向くでしょう。
花を多面的に見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。