丸い果実が可愛い「スズメウリ(雀瓜)」は、ウリ科「スズメウリ」属の一年草です。
海外では韓国、国内では本州から九州に分布し、原野や水辺に生育します。
花は直径6mmほどで、花色は白、花期は8月から9月です。
果実は直径2cm程の球形か卵形で、灰白色に熟し、可食部は少ないのですが食べられます。
似た品種に「オキナワスズメウリ」があり、こちらは食べられませんが、色は赤く鮮やかで鑑賞用です。
今回は、「スズメウリ」の花言葉について解説します。
「スズメウリ(雀瓜)」の花言葉
「いたずら好き」「生まれ変わり」といいます。
いずれも良いとも悪いとも言いにくい言葉です。
贈るなら良い意味として伝わるような相手に限りましょう。
悪口を花言葉で贈っても、上手く伝わる事はありません。
「いたずら好き」
名前に付く「スズメ」が、ちょこまか動き稲をついばむ、いたずら好きなイメージから付いた花言葉です。
実際にはスズメが稲をついばむのは、生き残る為であり、遊んでいるのでもいたずらしているのでもありません。
更に言うなら、スズメは稲をついばんでいるように見えますが、それ以外の害虫も食べています。
仮にスズメを全滅させるような事をしたら、収穫は大きく減ってしまうでしょう。
いたずらは、人に嫌われる行為です。
一方、軽いいたずらは、愛情表現として行われます。
この2つは「愛情の試し行動」と解釈すると、矛盾しません。
当然、いたずらされた側はストレスを感じており、繰り返されれば破綻する類のものです。
一方、「(良い事で)相手を驚かせる」という、比喩的な「いたずら」なら問題ありません。
サプライズ好きな人へ、喜ばせてくれたお礼の気持ちと共に贈るのに向きます。
「生まれ変わり」
「スズメウリ」の名前の由来は、その卵のような果実です。
同じような形の果実をつける「カラスウリ」よりも小さい事から、「カラス」に対する「スズメ」として付いた名です。
カラスウリは赤くなりますが、「スズメウリ」は白く卵そっくりです。
「生まれ変わり」という花言葉は、この卵の「誕生」のイメージから付いています。
生まれ変わりと言われ、過去との繋がりが皆無と思う人はいないでしょう。
過去の失敗は繰り返さない、何かしらの成長がある状態で生まれるイメージです。
何かしら、反省してやり直す宣言として、迷惑掛けた人へ贈るのに向く花言葉です。
一方、特に反省はしておらず、罪を帳消しにして欲しいだけなら向きません。
そういう時は、余計な事はしない方が、より早く忘れられるでしょう。
まとめ
「スズメウリ」は可愛らしい果実を付ける植物です。
花言葉を知れば、より興味深く観察出来るでしょう。
風景の解像度を上げてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。