「ヤブツルアズキ(藪蔓小豆)」は、マメ科ササゲ属の蔓性の一年草です。
海外では中国、朝鮮半島、ネパール、ブータン、ミャンマー、ベトナム、国内では本州から九州にかけて分布し、草地に生育します。
花は1. 5cm程の黄色い蝶型花で、花期は8月から10月です。
今回は、「ヤブツルアズキ」の花言葉について解説します。
「ヤブツルアズキ(藪蔓小豆)」の花言葉
「へそ曲がり」といいます。
「ヤブツルアズキ」の花は、マメ科によく見られる蝶型花です。
通常、この形の花は左右対称で、5枚の花弁がつきます。
「ヤブツルアズキ」も、パーツは揃っているのですが、右回りに捻ったような歪み方をして、左右非対称です。
この見た目から付いた花言葉です。
「へそ曲がり」は、捻くれて素直ではないという意味になります。
ここで言う「へそ」は、身体のパーツというより、中心や重心を意味するもので、「芯が、曲がっている」というニュアンスです。
あまり良い意味の言葉ではありませんが、明確な悪口という程ではないので、仲の良い相手に対して、軽い意味で使うなら問題ありません。
人と同じ事をする事を好まず、常識外れの解決方を選びがちな友人や同僚へ贈るのに向きます。
何かと捻くれた考え方をする子供へ教育する時にも良いでしょう。
業界の主流とずれた商品開発で個性を出す会社のシンボルとして植えても合います。
素直すぎて人に付け込まれやすいなら、スマホの待ち受けにして、多少へそ曲がりなリアクションを心がけるのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、価値観が独特過ぎて社会に適応出来ていない人です。
こうなると、医療や福祉の介入が必要で、素人考えで関わるものではありません。
「ヤブツルアズキ(藪蔓小豆)」の豆知識
「ヤブツルアズキ」は、藪に生え、蔓性の「アズキ」である事から付いた名です。
流通している「アズキ」との間に、遺伝子上の明確な差はありません。
関係性としては「ヤブツルアズキ」が野生種、アズキが栽培種という事になります。
このため、「ヤブツルアズキ」も食べる事は可能です。
但し、マメ科植物には、しばしば毒性があります。
野生品種を食べる場合は充分注意し、同定が曖昧な場合や、調理法がよく分からない場合は絶対食べてはいけません。
まとめ
「ヤブツルアズキ」は、見慣れた作物の別の姿と言えます。
花言葉を知り、それをきっかけに知識を深めれば、より興味深く観察出来るでしょう。
植物との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。