「ジニア・リネアリス」は、キク科ヒャクニチソウ属の一年草です。
南米原産で、鑑賞用に栽培されます。
花は黄色い筒状花の周りにやや幅広の花弁(舌状花)が付き、色は白、黄色、橙、濃桃色です。
花期は6月から9月です。
今回は、「ジニア・リネアリス」の花言葉について解説します。
「ジニア・リネアリス」の花言葉
「高貴な心」「絆」「幸福」「注意を怠るな」などがあります。
ヒャクニチソウ属に共通する花言葉です。
基本的に良い意味が揃い、贈り物に向きます。
「高貴な心」
「百日草」の属名の通り、「ジニア・リネアリス」が長く咲き続け、株としての美しさを保つ性質を、常に気高く美しくあろうとする高貴な心に喩えた花言葉です。
変わらない、という同じ由来で「いつまでも変わらぬ心」「古き良き時代」という花言葉も付いています。
志が高く、困難にも揺らがない、侍のような性格の人へ贈るのに向く花言葉です。
部屋に飾り、高貴な振る舞いを意識するのも良いでしょう。
当然、周囲に流される人には向きません。
己をしっかり持つ事が、高貴さの基本です。
「絆」
複数の花がリレーのように咲き続け、美しさを絶やさない性質から付いた花言葉です。
散りゆく花に着目した「不在の友を思う」「遠い友を想う」「別れた友への想い」「友への思い」という花言葉もあります。
卒業や就職などの大きなライフイベントで、離れていく同級生へ贈るのに向く花言葉です。
友情に限らず、家族の絆として庭に植えるのも良いでしょう。
一方、会社の同僚には合いません。
その関係が、本当に友情で成り立っていると思うと、転勤の度に傷つく事になります。
「幸福」
「ジニア・リネアリス」の花が絶えない、美しい庭で過ごす気持ちを表した花言葉です。
幸福な人へ、それが続くようにと願い贈るのに向きます。
一方、不幸に見舞われた人に、幸福が訪れる事を願い贈るのも良いでしょう。
誰にでも合いますが、相手の幸福をきちんと願っている事が重要です。
「注意を怠るな」
花の盛りが短い「サクラ(桜)」や、一晩しか咲かない「ゲッカビジン(月下美人)」は、「次にいつ見られるか分からない」という気持ちで、開花を見逃さないものです。
一方、「ジニア・リネアリス」は花期が長いため、「いつでも見られる」と考え、結局見逃す可能性があります。
そんな油断を戒める花言葉です。
結婚して浮かれている親しい友人などへ贈るのに向きます。
この花言葉が合わないのは、関係が薄い相手です。
注意というのは、信頼関係がないと、単に「嫌な事を言われた」としか思わないものです。
「ジニア・リネアリス」の豆知識
「ジニア・リネアリス」は、別名を「ホソバヒャクニチソウ(細葉百日草)」といいます。
「百日草」の仲間で、葉が細い事を意味します。
一般的に単に「百日草」と言う場合、「ジニア・エレガンス」を指します。
まとめ
「ジニア・リネアリス」は、美しく長持ちする花です。
花言葉を知れば、更に好ましく感じられるでしょう。
花を彩り良く見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。