赤く染まる枝が特徴的な「サンゴミズキ」は、ミズキ科ミズキ属のシラタマミズキの変種です。
中国及び朝鮮半島原産で、日向から半日陰で水はけの良い肥沃な土壌を好み、寒冷地の庭木として植栽されます。
花は直径5mm程のクリーム色で花弁は4枚、傘状に集まって咲き、花期は5月から6月です。
秋の落葉後、枝が鮮やかな赤に染まり、切り枝としても利用されます。
今回は、「サンゴミズキ」の花言葉について解説します。
「サンゴミズキ」の花言葉
「耐久」「冬の輝き」「成熟した精神」「洗脳」などがあります。
良い意味と悪い意味が混じるため、贈る時は意図を正しく伝えましょう。
「耐久」
「サンゴミズキ」は冬の寒さに強く、氷点下15℃にも耐える事から付いた花言葉です。
材の硬さから学名に「コルヌ(角)」と付いている事も花言葉に合います。
耐久力に優れ、激務を難なくこなす人へ贈るのに向きます。
どんなに打たれてもダウンしない、タフなボクサーへのファンレターにも良いでしょう。
耐久性が高く、他が破れても決して襟元が弛まないトレーナーにも向きます。
この花言葉が合わないのは、ダメージがあるのに我慢して耐え見せている人です。
無理しても久しく保たせる事は出来ません。
「冬の輝き」
雪の庭に目の覚めるような赤い枝が茂るという、ヴィジュアルイメージから付いた花言葉です。
雪原にイメージを広げ、「壮大」という花言葉も付いています。
ウィンタースポーツで実績を挙げた人へ贈るのに向く花言葉です。
クリスマス飾りに混ぜても良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、冬嫌いの人です。
遊びに誘うためにおだてる時なら問題ありません。
「成熟した精神」
枝の色が変わる様子を、精神の成熟に喩えた花言葉です。
精神的に成熟しており、度量が広く、自分をしっかり持っている人へ贈るのに向きます。
この花言葉が合わないのは、考えが固着化して変わらないだけの人です。
成長はしたのでしょうが、熟したとはいえません。
「洗脳」
枝が赤くなっていく様子を、洗脳され思想が染められていく事に喩えた花言葉です。
成長して考えが変わるならともかく、洗脳は人の意思を無視して考えを刷り込む悪い意味なので、誰かに使うには向きません。
自分と考えの合わない人を中傷するため気軽に洗脳という言葉を使う人もいますが、真似しても品性を疑われるだけです。
創作で、一般市民を洗脳して工作員に使うテロ国家などのイメージには使えます。
まとめ
「サンゴミズキ」は枝が特徴的な植物ですが、色づかない時期は見過ごしてしまうかも知れません。
花言葉を知れば、存在に気づき、美しい花も楽しめるでしょう。
風景の解像度を増してくれる、花言葉を是非参考にして下さい。
