「ヤブレガサ(破れ傘)」という花をご存知でしょうか。
「ヤブレガサ(破れ傘)」は、日本・朝鮮半島を原産国とする、キク科ヤブレガサ属の多年草です。
今回は「ヤブレガサ(破れ傘)」の花言葉や由来について、詳しく見ていきましょう。
「ヤブレガサ(破れ傘)」の花言葉
白い1㎝程の小さな花が咲く「ヤブレガサ(破れ傘)」の、2つの花言葉をご紹介します。
「透き通る心」
葉と葉の間が空いていて見通しが良い事が、「透き通る心」の由来と言われています。
丸くて傘のように膨らみのある形をした葉は、見ごたえがあります。
何かを包み隠すことが出来るような大きい葉ですが、葉は隙間から他の植物が見えるほど見通しが良く、隠し事など一切ないような潔さを感じます。
透き通った素直さを感じさせてくれる植物です。
「復縁」
芽が出始めた頃は、「ヤブレガサ(破れ傘)」という名前のように、葉が傘を閉じた時のような静かな姿をしています。
徐々に葉が開きはじめ、春になると小さな白い花が咲きます。
静かに閉じていた葉が再び命を宿したかのように開いて行くその姿が、「復縁」という言葉そのものを意味しています。
開ききった葉はとても明るく元気な印象を受けます。
前向きな気持ちにさせてくれるような植物です。
「ヤブレガサ(破れ傘)」の名前の由来
芽が出始めた頃の姿が破れた傘に見える事から、「ヤブレガサ(破れ傘)」という名前がつきました。
実際に「ヤブレガサ(破れ傘)」の葉が出始めた頃の様子を見てみると、まさに使い古した傘のように見えます。
しかし、その姿からは想像がつかないくらい葉が元気に開いて行きます。
名前の由来とされている芽を観察できるのは、芽が出始める3月〜4月頃と言われています。
「ヤブレガサ(破れ傘)」の豆知識
「ヤブレガサ(破れ傘)」の一番の特徴は、直径50㎝ほどにも成長する大きな葉です。
その葉が山菜として食べられている事をご存知でしょうか。
「ヤブレガサ(破れ傘)」の葉の食べ頃は、若芽の時と言われています。
まだ葉が傘を閉じた時のように、下を向いている時が食べ頃です。
天ぷらや和え物などにして食べられる事が多いようです。
観て楽しむだけではなく、食べる事も出来る「ヤブレガサ(破れ傘)」の豆知識でした。
まとめ
小さな白い花と大きな葉が特徴的な「ヤブレガサ(破れ傘)」についての解説でした。
どこかで見かけた時は、前向きな花言葉を思い出してみてください。