「ヒメムカシヨモギ(姫昔蓬)」は、キク科ムカシヨモギ属の越年草です。
北アメリカ原産で世界中に帰化しています。
日本への移入は1867年頃です。
花は3mmほどで、黄色い筒状花の周りに短い花弁(舌状花)が並び、綿毛になるまで蕾のままに見えます。
花期は、8月から10月です。
今回は、ヒメムカシモヨギの花言葉について解説します。
「ヒメムカシヨモギ(姫昔蓬)」の花言葉
「人懐っこい」「湧き上がる愛」といいます。
他に特に悪い意味もなく、意味が合う相手への贈り物として使えます。
「人懐っこい」
「タンポポ」のように綿毛で種を飛ばす性質がある「ヒメムカシヨモギ」は、場所を選ばずあちこちに生えます。
当然、人の周囲にも生える事から付いた花言葉です。
一方、一本の「ヒメムカシヨモギ」に多数の花が付く事も、意味が合います。
人見知りせず誰とでもすぐに仲良くなる友人や同僚へ贈るのに向く花言葉です。
友達作りが上手な子供にも良いでしょう。
所有者を自動撮影可能なドローンの商品イメージにも使えます。
庭に「ヒメムカシヨモギ」を植えて、新年度の新しい出会いに備えるのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、狭く深い友人関係を築くタイプの人です。
誰かしら友達が作られているなら、余計な助言です。
浮気をした事がある恋人や配偶者にも向きません。
「終わった事を持ち出した」と思われます。
「湧き上がる愛」
タンポポには「真心の愛」、同属の「ハルジオン」には「追想の愛」など、キク科には愛の花言葉が付きがちですが、「ヒメムカシヨモギ」には、「湧き上がる愛」が付いています。
閉じたままに見える花から、綿毛が広がる様子は、イメージとよく合います。
心に湧き上がる愛を伝えたい、という意味で、恋の告白に向く花言葉です。
一緒にいると愛情を感じる恋人や配偶者、子供にも向きます。
「湧き上がる」に着目して、家庭用チョコレートファウンテン機器の商品デザインにも使えます。
「ヒメムカシヨモギ(姫昔蓬)」の豆知識
「ヒメムカシヨモギ」は、別名を「テツドウグサ(鉄道草)」といいます。
これは、鉄道路線に沿って生えた事が由来です。
「ヒメムカシヨモギ」が日本に渡来して間もなく、日本初の鉄道が開業した事から、特に印象深く結び付いたのです。
同時期に明治維新があった事から、「ゴイッシングサ(御一新草)」「メイジソウ(明治草)」の別名もあります。
まとめ
「ヒメムカシヨモギ」は、雑草として見逃されがちな草です。
花言葉を知れば、その多数の花に気付けるでしょう。
風景の解像度を上げてくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。