アキグミという花をご存知でしょうか。
グミ科グミ属の原産国が日本の落葉低木です。
花だけではなく赤い実も生るアキグミの花言葉や名前の由来について、詳しく見ていきましょう。
「アキグミ」の花言葉
それでは「アキグミ」の花言葉を見ていきましょう。
「用心深い」
アキグミの実は秋になると真っ赤な色に熟します。
まるでさくらんぼのような赤くて甘そうな見た目ですが、味は酸っぱくて苦みが強いです。
その見た目に惑わされることのないようにという由来から「用心深い」という花言葉が生まれました。
思わず口に入れてしまいそうな気持を、いったん冷静にさせてくれるような花言葉です。
「心の純潔」
春に開花するアキグミの花は真っ白い色をしています。
白い花には「純潔」という花言葉があります。
何色にも染まっていない心を映したかのような、真っ白い花の色が由来になっているのではないかと言われています。
柔らくも強さのある花言葉です。
「野生美」
アキグミの実が熟成すると輝かしい真っ赤な色に変わります。
野生の中でひときわ輝くその魅力的な実の姿が「野生美」の由来になっているのではないかと言われています。
美しい実を持つアキグミをもっとも端的に現している花言葉です。
「アキグミ」の名前の由来
「秋に実るグミ科の植物」であることがアキグミの名前の由来と言われています。
アキグミはグミ科の植物で、秋になると真っ赤な実が生るのが特徴です。
秋に実が生ることとグミ科であることを併せてアキグミという名前がつきました。
「グミ」という名前がついているので、お菓子の「グミ」と関係しているようにと思われる方もいらっしゃると思います。
残念ながらお菓子のグミとの関連性はありません。
なぜグミという名前なのかというと、実を食べると強い苦みがあることから「えぐみ=グミ」という名前になったと言われています。
また、実を口に含んだ後に皮を出すことを意味する「含む実(くくむみ)」がグミに変化したとも言われています。
どちらの由来もアキグミの実と大きく関係しています。
「アキグミ」の豆知識
アキグミの実は苦い・酸っぱいと何度もお伝えしていますが、アキグミが食べられることをご存知でしょうか。
真っ赤な実には、身体を錆から守ってくれるビタミンEがたくさん含まれているのです。
他にもトマトから摂取できることで有名なリコピンやβカロテンも含まれています。
苦みや酸っぱさを気にせずに食べるおすすめの方法は、ジャム・果実酒にすることです。
栄養満点のアキグミを毎日美味しく食べられるとは身体も喜ぶに違いありません。
アキグミを食べてみたいと思われる方は、レシピを検索されてみることをおすすめします。
まとめ
秋に真っ赤な実を付けるアキグミは、花の開花と実の熟成過程を両方楽しむことができます。
食材としても味うことができるとても魅力的な存在です。