「ツルグミ(蔓茱萸)」はグミ科グミ属の蔓性の常緑樹です。
海外では中国、韓国、台湾、国内では関東以西から沖縄にかけて分布します。
花は淡い褐色の俯いた小花で、花期は10月から11月です。
サクランボに似た果実(偽果)は翌年の4月から6月頃赤く熟し、食べられます。
お菓子の「グミ」とは由来が異なり、こちらは「含む実」「グイ(トゲ)実」などから付いた大和言葉です。
今回は「ツルグミ」の花言葉について解説します。
「ツルグミ(蔓茱萸)」の花言葉
「心の純潔」「用心深い」「野生美」があります。
グミ属の花言葉が当てはまります。
比較的良い意味の花言葉で、意味が合う相手には、贈り物にできます。
「心の純潔」
俯いた白に近い色の花と、枝にトゲがあり容易に人に触らせない様子から付いた花言葉です。
あまり厳密な意味は考えると難しくなるため広くとらえ、考え方が清廉で行いが正しい友人などに贈るのに向きます。
この花言葉が合わないのは、正しくない事をするのが大人であるという価値観を持つ人です。
そういう人にとっては、自分を否定する言葉になってしまいます。
「用心深い」
グミの果実が見た目と裏腹にあまりおいしくない事や、枝にトゲがあり身を守っているところから付いた花言葉です。
何かする時、悪い展開もきちんと想定しておく友人や同僚に贈るのに向きます。
彼らならば、「ツルグミ」の性質を特に伝えなくても、トゲや果実の味についても調べてから扱ってくれるでしょう。
考えが足りずにトラブルを起こしがちな時、自宅に植えて手入れの中で用心深さを培うのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、トラブルを恐れて自分からは何もしない人です。
用心深いのは美徳ですが、行動しないのでは何も生み出しません。
「野生美」
野にある時も、艶やかな葉と美しい果実をつける様子から付いた花言葉です。
アウトドアなど自然に接する趣味を持つ友人や恋人に贈るのに向きます。
活動的な趣味を楽しむ姿はそれだけでも美しいものなので、容姿の美しさはさほど気にする必要はありません。
この花言葉が合わないのは、都会的な美しさを持つ人です。
都会的にスマートなフォローはしてくれるでしょうが、良い印象は与えていません。
まとめ
「ツルグミ」は特に果実が可愛らしい植物です。
花言葉を知れば、迂闊に口に入れてがっかりする可能性も減るでしょう。
時として、植物との付き合い方も教えてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。