「ツルウメモドキ」は、ニシキギ科「ツルウメモドキ」属の落葉樹です。
海外では東アジア、日本では全域に分布し、山野の日当たりの良い林の他、都市部にも生育します。
蔓で広がる性質から、北アメリカで緑化用に利用されましたが、後に野生化し遺伝子汚染などで問題視されています。
5月から6月にかけて黄緑か淡緑色の花を咲かせ、果期は10月から12月です。
今回は、「ツルウメモドキ」の花言葉について解説します。
「ツルウメモドキ」の花言葉
「開運」「大器晩成」「真実」があります。
将来性のある良い意味の花言葉なので、贈り物やお祝いの席にはよく合います。
「開運」
「ツルウメモドキ」の黄色い果実は、熟すると大きく開いて真っ赤な種子を露わにします。
この派手に開く様子から付いた花言葉です。
同じ由来で「強運」もあります。
就職活動や受験などに挑む友人や子供などに、成功を祈って贈るのに合います。
家族の幸運を祈って庭に植えるのも良いでしょう。
運が良くて嫌な人はいませんので、誰にでも向く花言葉です。
但し、「今幸運が来られると本番で困る」というジンクスを持つ人もいるので、断られた時は素直に引き下がりましょう。
「大器晩成」
「ツルウメモドキ」の果実は、直径7、8mm程度と小さいですが、受粉から半年かけてゆっくり実ります。
そんな様子から付いた花言葉です。
自分にせよ友人にせよ、子供に贈るのに向きます。
但し、「大器晩成」は「大物はゆっくり成長する」という意味なので、「あなたの子は、今はパッとしない」「早熟のあなたの子には、もう伸びしろがない」など、悪口にも使えるため、子供の状態と相手との関係性を考えながら贈りましょう。
「真実」
果実を大きく開いて種子を露わにする様子を、真実を明らかにするというイメージに繋げた花言葉です。
真実を追う雑誌記者や、動画配信者などに贈るのに向きます。
この花言葉が合わないのは、事実を大切にする人です。
事実と真実の区別がよく分からない、または同じ言葉だろう、と思う場合は、使わない方が無難です。
「ツルウメモドキ」の豆知識
「ツルウメモドキ」は「蔓梅擬」と書き、蔓性の「ウメモドキ(梅擬)」を意味します。
ウメモドキは葉が「ウメ」に似ている事から付いたもので、それ以外の部分はウメとは全く似ていません。
育てる途中に「この葉はウメのようだが、ウメモドキという似た葉をつける木もあるから気を付けよう」という風に使ったと考えれば、理解できます。
まとめ
「ツルウメモドキ」は特に果実に特徴がある植物です。
花言葉を知れば、更にその特徴を楽しむ事が出来るでしょう。
植物を多面的に見せてくれる花言葉を、是非参考にして下さい。