「ジギタリス」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「ジギタリス」の花言葉とは? 花言葉

ベル型の花が可愛い「ジギタリス」は、オオバコ科(ゴマノハグサ科)「ジギタリス」属の2年草または多年草です。

ヨーロッパ原産で、日本には江戸時代に渡来しました。

花期は5月から6月で、白やピンク、オレンジなど、様々な色があります。

今回は、「ジギタリス」の花言葉について解説します。

「ジギタリス」の花言葉

「不真面目」「不誠実」「熱愛」「隠されぬ愛」があります。

相反する意味になるため、人に贈る場合は、相当意図を詳しく伝えないと悪く取られてしまうでしょう。

また、毒草としての性質自体を嫌う人もいます。

「不真面目」

古代ギリシャ神話が由来となった花言葉です。

主神ゼウスの妻である女神ヘラは、サイコロ遊び、つまり賭け事が好きでした。

あまりに熱中する様子に、ゼウスが怒り(または嫉妬し)サイコロを花に変えて地上に落としてしまいました。

これが「ジギタリス」の始まりだった、というものです。

つまりサイコロ遊びの不真面目なイメージからついた花言葉です。

「神はサイコロを振らない」と言ったのはアインシュタインです。

古代ギリシャ神話の神は力があり不死ですが、特に全知全能ではないのでサイコロも振っても楽しいのでしょう。

正六面体のサイコロは古代エジプト発祥とも言われ、古代ギリシャの時代には、既に目の打ち方含め今と同じものがありました。

製品というより、子供が獣の骨から手作りするようなものだったようです。

一緒にふざけ合うような悪友に贈るのには向きますが、それ以外の相手には単なる悪口になってしまいます。

「不誠実」

同じく女神ヘラのサイコロのエピソードが元になった花言葉です。

仕事を疎かにして賭け事に興じる様子を不誠実と表現したものです。

この花言葉も、悪口か疑いになってしまうので、人に贈るには向かないものです。

創作で嘘つきなキャラクタの伏線として「ジギタリス」の花を場面に描写する、というような使い方は出来ます。

「熱愛」

「ジギタリス」が強心剤として用いられて来た事から付いた花言葉です。

ドキドキする心臓を、恋のときめきに喩えたものです。

強引なこじつけのようですが、吊り橋効果として知られるように、身体反応のドキドキを脳が恋と間違える事はあるため、案外惚れ薬のような効果が出たのかも知れません。

「ジギタリス」は薬効もありますが、副作用で中毒症状もしばしば起こすため他の薬と置き換わっていきました。

日本では2005年に、医薬品の品質規格書である「日本薬局方」から削除されました。

告白や恋人に贈るのに向きそうな花言葉なのですが、他の意味に「不誠実」があるので、どう考えても合いません。

「隠されぬ愛」

同じく「ジギタリス」の強心作用から付いた花言葉です。

告白や愛情表現に使えそうですが、やはり「不誠実」の花言葉で台無しです。

創作で本心を隠している伏線として用いるのには向くでしょう。

まとめ

「ジギタリス」は毒草としてのイメージが強く、敬遠しがちな花です。

花言葉を知れば、興味が増し、無闇に嫌うものではない事が分かるでしょう。

花との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。

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