マツでありながら落葉するという特徴を持つカラマツは、マツ科カラマツ属の落葉針樹です。
日本の固有種ですが、長野県を中心に、東北から中部地方の範囲に小規模な天然林が点在するだけで、天然の分布地は限られます。
花期は5月で雄花と雌花が同じ株に付く雌雄同株で、9月から10月に松笠状の実をつけます。
今回は、カラマツの花言葉について解説します。
「カラマツ」の花言葉
「豪放」「勇敢」「傍若無人」などがあります。
比較的良い花言葉が多く、極端に悪い意味もないのですが、イメージをかなり限定してしまうので、人を選びます。
「豪放」
樹高30m、直径1mに達する、カラマツの大きく立派な姿から付いた花言葉です。
「豪放」は、小さい事にこだわらない豪快な気性という意味で、似た内容の「大胆」「豪胆」という花言葉もあります。
小さな事にクヨクヨ悩まず、前向きに仕事や趣味に取り組む友人に贈るのに向く花言葉です。
大盛りが売りの飲食店でシンボルに使うのも良いでしょう。
部屋に飾り、引っ込み思案な自分を変える決意にしても良いでしょう。
逆に合わないのは、気が小さく思い切った事が出来ない人です。
正面切って言い返すような性格ではありませんが、「自分の事を見ていない」とは判断されるでしょう。
「勇敢」
豪放に通じますが、物怖じせずに物事に取り組む勇敢さを示します。
やはり、木の大きさから連想しやすい花言葉ですが、荒れ地や山火事などで森が燃えた後に、真っ先に生える先駆植物であるという点もイメージに合います。
新しい事や、大変な事に積極的に挑戦する友人や同僚に贈るのに向く花言葉です。
安全策を選んでしまいがちな時、待ち受けにして思い切る事を心がけるのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、勇敢ではない目上の人です。
目下の人なら助言として伝わりますが、目上の人では単に批判になってしまいます。
「傍若無人」
豪放、勇敢と通じる花言葉です。
「傍らに人無きが若(ごと)し」という漢文由来の言葉で、人がいようがいまいが、好きなように振る舞うというイメージになります。
人目を気にせず良い事をする場合も意味は間違っていませんが、おおむね、はた迷惑という意味で使われますので、贈るなら気安い友人が限度です。
まとめ
カラマツの天然林は少ないのですが、植林されたものはあちこちに存在します。
カラマツを見つけた時、花言葉を知っていれば、興味深く観察できるでしょう。
風景の解像度を上げてくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。