「ヒヤシンス(風信子)」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「ヒヤシンス(風信子)」の花言葉とは? 花言葉

「ヒヤシンス(風信子)」はキジカクシ科ヒヤシンス属の多年草です。

観賞用として人気の花の1つで、小さな花の集まりが楕円形になるという特徴があります。

おまけにカラーバリエーションが非常に豊富で、赤、ピンク、白、オレンジ、黄色、クリーム色、青色、水色、紫色、黒など選り取り見取り。

また開花期は3~4月で、花が開くと辺りに良い香りが漂います。

「ヒヤシンス(風信子)」の花言葉

「ヒヤシンス(風信子)」の花言葉は「スポーツ」「ゲーム」「遊び(遊戯)」「勝負」「悲しみを越えた愛」などです。

享楽的なものが多い中で「悲しみを越えた愛」だけが浮いていますが、これには理由があります。

花言葉の由来は美少年ヒュアキントスです。

美少年ヒュアキントスはギリシャ神話の登場人物で、彼は医学の神アポロンと西風の神ゼピュロスに愛されていました。

ちなみにアポロンもゼピュロスも男性ですが、古代ギリシャでは同性愛はまったく普通のことであったそうです。

そしてヒュアキントスとアポロンが円盤投げに興じていることに嫉妬したゼピュロスは、風を起こして円盤の軌道を変え、ヒュアキントスの頭に直撃させるというイタズラをしてしまいました。

これが原因でヒュアキントスは亡くなり、その時に流れた血からは美しい花が咲いたのですが、これが後に「ヒヤシンス(風信子)」と呼ばれることになります。

つまり、ヒュアキントスは「ヒヤシンス(風信子)」の名の由来でもあるわけです。

ちなみに色別の花言葉も存在しており、赤のものは「嫉妬」、黄色のものは「あなたとなら幸せ」「勝負」、ピンクのものは「スポーツ」「ゲーム」「しとやかなかわいらしさ」、青のものは「変わらぬ愛」、紫のものは「悲しみ」「悲哀」「初恋のひたむきさ」、白のものは「控えめな愛らしさ」「心静かな愛」となっています。

このうち使いやすいものは青のものでしょうか。

しかしどの色の花もかわいらしいので、花言葉にあるような意味を込めずにギフトとされることもよくあるようです。

「ヒヤシンス(風信子)」の豆知識

「ヒヤシンス(風信子)」は日光を好みます。

室内のインテリアとして栽培されることもありますが、その場合はできるだけ日の当たる窓際などに置くようにしましょう。

また12月頃まで寒い環境に置いてやることも大切です。

こうしないと花がきちんと育ちません。

加えて水耕栽培されることも多く、そのためのセットも販売されています。

ただし水耕栽培にしろ土で育てるにしろ水のやり過ぎには弱めなのでご注意を。

こういったことにさえ気を付ければ、栽培は比較的簡単な方です。

まとめ

「ヒヤシンス(風信子)」はそのユニークな姿が人気の花です。

カラーバリエーションが非常に豊富なうえ、花の香りも良いと評されています。

花言葉は「スポーツ」「ゲーム」「遊び(遊戯)」「勝負」「悲しみを越えた愛」など。

これらはギリシャ神話の登場人物である美少年ヒュアキントスから来ています。

また、「ヒヤシンス(風信子)」の名も彼から来たものです。

タイトルとURLをコピーしました