「オウゴンオニユリ」はユリ科ユリ属の花です。
オニユリの変種で、対馬にしか分布しない非常に希少な固有種でもあります。
サイズはオニユリ同様1〜2mほどで、開花期もオニユリ同様7〜8月。
オニユリと異なる点は名前通りその花の色で、オニユリがオレンジ色の花を咲かせるのに対し「オウゴンオニユリ」は黄色の花を咲かせます。
「オウゴンオニユリ」の花言葉
「オウゴンオニユリ」の花言葉は「愉快」「華麗」「陽気」「賢者」「荘厳」「飾らぬ美」「富と誇り」などです。
これらはオニユリのものとおおむね同じなので、花言葉の面では「オウゴンオニユリ」もオニユリも同じように扱われているといえるでしょう。
なおこれらの花言葉はその華やかな花の姿や、むかご(葉の根元にできる黒い実のようなもの)を付けることからきているといわれています。
花言葉にはポジティブなものが多いので、単体で考えるなら使い所に困るようなことはまれでしょう。
ただし野生の「オウゴンオニユリ」はほとんど絶滅状態にあります。
また人の手で増やされたものであればごくまれに市場に出回ることがありますが、いずれにせよ他のユリ類のようにギフトにしたり、植えたり飾ったりするのはあまり現実的ではありません。
「オウゴンオニユリ」の豆知識
「オウゴンオニユリ」はいつ絶滅してもおかしくない花なので、有志の手によって保護・増殖の試みがなされています。
ただし種から育てた場合開花までに3年はかかるということもあり非常に時間と手間がかかるので、息の長い支援が求められているようです。
なお希少種ということもあり栽培法に関するデータはあまりありませんが、日向を好むが乾燥には弱いのでマルチングをして保護してやると良い、肥料が多すぎると枯れる、暑さや寒さにはある程度の耐性があるといった情報があります。
オニユリがユリ類の中では比較的育てやすいこともあってか、「オウゴンオニユリ」もまたポイントを押さえれば栽培は難しくはないとのことです。
まとめ
「オウゴンオニユリ」はオニユリの変種で、対馬にのみ分布する貴重な固有種でもあります。
一般的なオニユリと違い黄色の花を咲かせますが、その他の点ではオニユリと同じ所が多いです。
花言葉はオニユリとほぼ同じで「愉快」「華麗」「陽気」「賢者」「荘厳」「飾らぬ美」「富と誇り」など。
言うまでもなく他のユリ類と違いギフト向けではありませんが、有志の手によって保護・増殖の試みがなされています。