「エンシュウハグマ」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「エンシュウハグマ」の花言葉とは? 花言葉

「エンシュウハグマ(遠州白熊)」はキク科モミジハグマ属の多年草です。

遠州は現在の静岡県西部のことで、その名の通り静岡県の林内に多く分布しています。

他には愛知県と三重県にのみ分布する日本固有種で、三重県においては絶滅危惧Ⅰ類に指定されている貴重なものです。

またハグマはヤク(ウシ科の家畜)の長い尾およびその毛で作った飾りなどを意味するもので、その名の通り花は白く細長い花びらを数多く付けます。

人によっては風車や花火のようにも見えるでしょう。

なお真っ白なものだけでなく少々ピンク色を帯びたものや、完全にピンク色のものもあります。

「エンシュウハグマ」の花言葉

「エンシュウハグマ」に花言葉はありません。

しかし仲間のオクモミジハグマには「乙女の魅力」という花言葉が、同じく仲間のキッコウハグマには「女性らしさ」「清楚」「素朴」という花言葉が与えられています。

これらの花言葉の由来は不明ですが、仲間に女性性や純粋さをイメージさせる花言葉が多いことは確かです。

よって「エンシュウハグマ」に花言葉を与えるなら、例えば「可憐」「優美」「純粋」などが良いでしょう。

なお「エンシュウハグマ」は貴重な固有種ではありますが、ごくまれに園芸用のものが山野草専門店などに出回ることがあります。

「エンシュウハグマ」の豆知識

「エンシュウハグマ」にはマルバエンシュウハグマやムラサキエンシュウハグマという品種がありますが、どちらもタイプ標本(その種の基準となる標本)は静岡から採集されています。

また「エンシュウハグマ」は貴重な固有種にしては比較的丈夫で、育てやすい方です。

基本的には日当たりを好みますが葉焼けを防ぐために暑い季節は半日陰に置くこと、水切れを起こさないように気を付けることを心がけると安定して育てられるでしょう。

なお耐寒性はありますが、凍ってしまわないようご注意を。

まとめ

「エンシュウハグマ」はキク科モミジハグマ属に分類される貴重な固有種で、花火や風車に似た雰囲気の白〜ピンクの花を咲かせるという特徴があります。

人との関わりがあまりないためか花言葉はありませんが、市場に出回ることが全くないわけではありません。

また花言葉を与えるとするなら、「可憐」「優美」「純粋」などが良いでしょう。

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