「デルフィニウム」はキンポウゲ科ヒエンソウ(デルフィニウム)属の多年草です。
「デルフィニューム」と表記されることもまれにあります。
名前の由来はギリシャ語のDelphis(イルカを意味する)で、花のつぼみがイルカのように見えることからこの名が付いたという説が有力です。
なおつぼみは細長くぷっくりとした本体に細長いしっぽが付いたような姿をしているので、人によっては小魚やオタマジャクシ、人魂などのようにも見えるかもしれません。
それはさておき、「デルフィニウム」は切り花や花束などに使う青い花の代表的なもののひとつであることもあり、「青いデルフィニウム」は簡単に、しかも一年中手に入れることができます。
おまけにたくさんの品種が開発されているので、花の咲き方や花のカラーバリエーションも豊富です。
「青いデルフィニウム」の花言葉
「デルフィニウム」の花言葉には諸説ありますが、「デルフィニウム」の花言葉として最もよく見られるものは「清明」です。
これは「清浄明潔(しょうじょうめいけつ)」という言葉を略したもので、万物が清らかで美しい時期、現在の暦でいえば4月初頭〜4月下旬頃を指します。
花が咲き始め生き生きとしている時期を思い起こさせるその花の姿が、この花言葉をイメージさせたのでしょう。
また色別の花言葉もあり、「青いデルフィニウム」には「澄んだ瞳」「あなたは幸せを振りまく」「あなたを幸せにします」「皆があなたを慰める」などの花言葉が与えられています。
花言葉を込めたギフトにするなら、このうち「あなたを幸せにします」や「あなたは幸せを振りまく」が使いやすいでしょう。
告白やプロポーズといったシーンにはもちろん、結婚式や結婚記念日などでも活躍します。
また水色、普通の青色、淡いすみれ色に近いものなど細かなカラーバリエーションが豊富な点も魅力です。
「青いデルフィニウム」の豆知識
春や秋には「デルフィニウム」のポット苗が出回るので、それを買って観賞用に育てることも可能です。
ただし、気候が合わないためか日本においては一年草のように扱われます。
さらに日当たり、風通し、水はけの良い、清潔で涼しい環境を用意してやらなければならないこともあり、栽培するのは簡単とは言えません。
しかし白、ピンク、水色、青、紫などカラフルな花をたくさん付ける様は美しいと評判であるうえ、ドライフラワーに加工するとその鮮やかな色を長く楽しめます。
まとめ
「デルフィニウム」はキンポウゲ科の多年草です。
つぼみがイルカのように見えることがその名の由来で、切り花や花束などとしてよく見かけられます。
また「デルフィニウム」全般の花言葉として最もよく見られるものは「清明」で、「青いデルフィニウム」の花言葉は「澄んだ瞳」「あなたは幸せを振りまく」「あなたを幸せにします」「皆があなたを慰める」などです。
告白やプロポーズ、結婚記念日などといったシーンにはぴったりと言えるでしょう。