紫色の花が美しい「蔓荊(ハマゴウ)」は、シソ科「ハマゴウ」属の常緑樹です。
海外では中国、台湾、東南アジア、ハワイ、オーストラリア、国内では本州から沖縄に分布し、海岸の砂浜で群落を作り生育します。
突き立った6cm程の茎に、淡青紫色の花が並んで咲き、花期は7月から9月です。
今回は「ハマゴウ」の花言葉について解説します。
「蔓荊(ハマゴウ)」の花言葉
「愛の喜び」があります。
蔓性で群落を作り、突き立った茎に花を多数咲かせる様子から、愛する人々と一緒にいる姿や、喜び誇る様をイメージした花言葉です。
恋人や配偶者に贈るのに向く花言葉です。
結婚したり、子供が生まれた時の友人にも良いでしょう。
熱烈に応援している芸能人などがいる人にも向きます。
あなたが芸能人なら、人気投票のお礼メッセージに添える事もできます。
スマホの待ち受けにして、自分が受けている愛情と、その有り難みを自覚するのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、失恋や離婚など、愛を失った直後の人です。
他にも愛情を注いでくれる人がいるから元気を出して欲しい、という意味にしても、「喜び」は言い過ぎです。
事前に次の人を見つけているなら意味は合いますが、あまり手放しで喜ぶ姿は見せてはくれないでしょう。
「愛の鞭」と解釈して、口うるさく叱る先生や上司に贈る場合、意味は合いますが喜びを伝えるよりも、改善した結果を見せた方が無難です。
「蔓荊(ハマゴウ)」の豆知識
「ハマゴウ」には、木全体にミントのような香りがあります。
葉っぱを燃やして香りのある煙を出し、蚊を追い払ったり、仏に捧げるのに使ったと言われています。
また、線香の材料にも使われました。
この香りと浜に生える性質とあわせて「浜香(ハマコウ)」としたのが、「ハマゴウ」の名前の由来です。
中国で「ハマゴウ」は「単葉蔓荊(タンヨウマンケイ)」と呼ばれ、果実を干したものは「蔓荊子(マンケイシ)」と呼び、鎮痛や消炎作用のある生薬として利用されます。
葉茎を刻んで乾燥させたものは「蔓荊葉(マンケイヨウ)」です。
この他、精油を抽出し入浴料にすると、血行促進作用が期待できます。
まとめ
「ハマゴウ」は香りも花の姿も良い花です。
花言葉を知れば、更に好ましく感じられるでしょう。
花をより鮮やかに見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。