「白いデイジー」は、キク科ヒナギク属の白花品種です。
ヨーロッパ原産で、原種は芝生の雑草扱いされる事もあります。
花は直径2cmから10cmと幅広く、咲き方は一重咲きからポンポン咲きまで多彩で、花期は12月から5月です。
今回は、「白いデイジー」の花言葉について解説します。
「白いデイジー」の花言葉
「美人」「平和」「希望」「無邪気」などがあります。
良い意味の言葉が揃い、悪い意味もないため、贈り物に向きます。
「美人」
デイジーに共通する花言葉で、デイジーの美しさを表しています。
妖艶なイメージというよりも、いかにも「普通の花」というすっきりした美しさのため「純潔」という花言葉も付いています。
美しい人に対して、見た目を褒めるのは工夫がないと思うかも知れません。
ですが、努力がなければ、人目を惹く美しさにはなりません。
勿論元の素質もありますが、そこはプロスポーツのプレイヤーを称賛するのと変わらない事です。
美人の友人や恋人へ贈り讃えるのに向く花言葉です。
「平和」
古くから知られるデイジーには様々な伝説がありますが、これはスコットランド周辺の伝説から付いた花言葉です。
昔、戦争で夫と子供を失った女性を、近所の娘が「デイジーの歌」で慰めたというものです。
この花言葉は、2人の願う気持ちを表します。
慰めた娘をイメージして「あなたと同じ気持ちです」という花言葉も付いています。
平和の定義は様々ですが、皆どこかしらのバランスの中で、最大限平和でありたいと思っているものです。
まずは家の中、という事で自宅へ植えるのに向く花言葉です。
「希望」
冬の最中にも咲いて、春への希望を繋ぐ事から付いた花言葉です。
一方「デートの時、デイジーをポケットに入れておき、終わった時に枯れていなければ未来に希望が持てる」という占いがあり、こちらのイメージでも合います。
希望がある時、人間は大概の事は耐えられます。
一方、希望を失えば、何をする気力も失うでしょう。
また、気分が上向いている時は、積極的に希望を見つけようとする傾向もあります。
希望を上手くコントロールし、無茶無く過ごしたいものです。
何かしら、未来に向け頑張る人へ贈るのに向きます。
「無邪気」
これが「白いデイジー」共通の花言葉です。
白さは無垢や純粋というイメージがあります。
小学生に鉛筆を持たせ「花を描いて」と言えば、かなりの確率で白い一重のデイジー、またはノギクになるでしょう。
そんなイメージから付いた花言葉です。
無邪気とは邪気が無い事を意味しますが、創作ではしばしば「悪意なく残酷な事をする」というキャラクタに使われがちな言葉になっています。
本来の無邪気という言葉には、気持ちの純粋さだけでなく、あどけなく可愛いというニュアンスも含まれるので、やや曲解と言えるでしょう。
全く邪気のない人というのは、子供でもまずいないので、ある程度真っ直ぐであれば意味は合います。
捻くれておらず、無邪気に振る舞う友人や恋人などへ贈るのに向きます。
幼稚園や小学校に飾るのも良いでしょう。
子供も、無邪気さを求められれば、それなりに返すものです。
まとめ
「白いデイジー」は、咲き方によっては野の花と紛れ、見過ごされる事もあるでしょう。
花言葉を知り、興味を深めれば、存在に気付き楽しめるでしょう。
風景に色を足してくれる、花言葉を心に留め置いて下さい。