「白いカラー」は、サトイモ科オランダカイウ属の「カラー」の白花品種です。
南アフリカ原産で、通常、水はけの良い草地や岩場に自生し、「エチオピカ」種のみ例外的に湿地を好みます。
花は小花が密生して1本の直立した穂を作り、周囲を花弁のような仏炎苞が囲み、全体が1つの花に見えます。
花期は6月から7月です。
今回は、「白いカラー」の花言葉について解説します。
「白いカラー」の花言葉
「清浄」「清純」「華麗なる美」「乙女のしとやかさ」といいます。
良い言葉が揃い、悪い意味もないため、イメージが合う人への贈り物に向きます。
「清浄」
これが「白いカラー」固有の花言葉です。
但し、カラーの代表的な色が白なので、カラー全般に共通する花言葉とされる場合もあります。
真っ白な仏炎苞から、汚れていない清らかさや、煩悩を捨てた「仏」をイメージしたものです。
他に、地上部分を枯らしてイースターの頃に再び芽を出す性質から、キリスト教の「聖母マリア」のイメージとしても意味が合います。
心が清らかで、行いが常に正しい人へ贈るのに向きます。
この花言葉が合わないのは、世間の荒波に揉まれ、多少の汚い事は厭わない人です。
行いを改める勧めとしても、伝わりにくいでしょう。
「清純」
こちらも「白いカラー」固有の花言葉です。
「清浄」と由来は同じで、純粋なイメージも加わります。
学生など、まだ社会に直接触れていない、純真な人へ贈るのに向きます。
キレを重視した、澄んだ日本酒のイメージにも良いでしょう。
「華麗なる美」
こちらはカラーに共通する花言葉です。
サトイモ科特有の大きな仏炎苞に包まれた花は、豪華なドレスを包んだ貴婦人のイメージとよく合います。
高貴で華やかな美しさを持ち、周囲を圧倒するような人へ贈るのに向く花言葉です。
庶民にとっては、あまり現実味のない表現で、贈る機会もそうそうありませんが、創作で貴族令嬢のキャラクタイメージには使えます。
この花言葉が合わないのは、単に美しいだけの人です。
華麗という言葉には、相手を圧倒するだけのパワーが必要です。
「乙女のしとやかさ」
カラー共通の花言葉です。
カラーの語源は仏炎苞が「襟(カラー)」に似ていた事が由来です。
異説もありますが、「色(カラー)」は関係ありません。
現在のワイシャツなどの襟とは似ても似つきませんが、修道女の白い襟のイメージとは良く合います。
修道女のストイックな暮らしぶりと、淑やかな振る舞いに結びつけた花言葉です。
淑やかな印象のある恋人や友人へ贈るのに向きます。
この花言葉が合わないのは、振る舞いがさつな人です。
改める意味で贈るなら合います。
「乙女の」については、単なる形容詞と考え、実際に乙女でなくても問題ありません。
まとめ
「白いカラー」は清らかな美しさのある花です。
花言葉を知れば、より好ましく感じられるでしょう。
花を彩り良く見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。