「ヤグルマギク(矢車草)」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「ヤグルマギク(矢車草)」の花言葉とは? 花言葉

青紫色が美しい「ヤグルマギク(矢車菊)」は、キク科「ヤグルマギク」属の一年草です。

ヨーロッパ原産で、日本には明治期に持ち込まれ、帰化しています。

花色は白から紫、黒、複色などがあり、花期は4月から7月です。

今回は、「ヤグルマギク」の花言葉について解説します。

「ヤグルマギク(矢車菊)」の花言葉

「優雅」「繊細」「教育」「信頼」などがあります。

意味が広く良い言葉が揃っており、誰かに贈るにも、飾り物にも向きます。

「優雅」

複雑で美しい花の姿から付いた花言葉です。

同じ由来で「優美」「上品」「繊細」という花言葉も付いています。

振る舞いが上品で雅やかな人へ贈るのに向きます。

優雅なパーティーのディスプレイにも良いでしょう。

この花言葉が合わないのは、快活で庶民的な人です。

それぞれに良さがあり、押しつけるものでもありません。

「清楚」

青系の「ヤグルマギク」の涼やかな様子から付いた花言葉です。

派手さはなくても、振る舞いが正しく清らかな人へ贈るのに向きます。

この花言葉が合わないのは、純朴で逞しいイメージの人です。

派手でなければ良いという事でもありません。

「教育」

この花言葉は、初代ドイツ皇帝「ヴィルヘルム1世」の幼少時のエピソードから付いたものです。

ナポレオンの侵略を受けた時、彼と彼の兄は母に連れられロシア帝国へ亡命する事になりました。

旅の最中追っ手が迫り、彼らは麦畑に身を隠しました。

そこで、まだ幼いヴィルヘルム達をあやすため、母は「ヤグルマギク」で花冠を作ったのです。

この事が彼の深く心に刻まれ、「ヤグルマギク」はドイツ帝国帝室の象徴とされ、慣習上の国花になりました。

尚、帝政が終焉した後は、ドイツで国花は特に制定されていません。

学問の「教育」ではありませんが、幼い頃に印象深く、将来に影響を与えたものとして、この花言葉が付いています。

学校などに植えるのに向きます。

「信頼」

「教育」に引き続く花言葉です。

教育に必要なのは信頼関係です。

信頼関係なしの教育は、何一つ定着しません。

そんな流れで付いた花言葉です。

言動が誠実で、信頼出来る人へ贈るのに向きます。

一方、嘘は言わないものの、頼りない人には向きません。

「ヤグルマギク(矢車菊)」の豆知識

「ヤグルマギク」は、花の形が鯉のぼりの竿の咲きに付いている「矢車」に似ている事から付いた名です。

かつては「ヤグルマソウ(矢車草)」と呼ぶ事もあったのですが、ユキノシタ科の「ヤグルマソウ」と混同されるため、キク科の方を「ヤグルマギク」として呼び分けています。

ヤグルマソウの方の由来は、葉の付き方が矢車に似ている、というものです。

まとめ

「ヤグルマギク」は、自然の造形の不思議を感じさせる美しい花です。

花言葉を知れば、より好ましく感じられるでしょう。

花を彩り良く見せてくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。

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