「ペラペラヨメナ(ペラペラ嫁菜)」は、キク科ムカシヨモギ属の多年草です。
アメリカ大陸原産で、オーストラリアを除く各地に移入が見られます。
日本では、1949年に発見されて以降、本州、四国、九州に帰化が見られ、道端や石垣の隙間に生育します。
花は一重のキクで、花弁(舌状花)が白から淡い紅色に変色し、花期は5月から11月です。
今回は、「ペラペラヨメナ」の花言葉について解説します。
「ペラペラヨメナ(ペラペラ嫁菜)」の花言葉
「移り気」「遠くから見守ります」があります。
恋愛のイメージの言葉ですが、心や物理的な距離を感じさせ、あまり良い意味とは言えません。
他の花と合わせて意味を組み合わせるなど工夫すると、贈り物にも使えます。
「移り気」
「ペラペラヨメナ」の花が、白から赤へ変色する性質を、変わってしまう恋心に見立てた花言葉です。
赤から白なら離れて行くだけですが、白から赤なので新たなところに気持ちが向かっているイメージと理解出来ます。
じっくり待たず、ポイントや仕掛けをいちいち変えた方が良い結果が出るという、釣りのコツを掴んでいる友人へ贈るのに向く花言葉です。
1クール毎に応援する俳優やアニメキャラが変わる人にも良いでしょう。
この花言葉が向かないのは、一途で上手くいっている人です。
また、心が離れていない恋人や配偶者に対しても合いません。
あらぬ疑いに機嫌を損ねるだけで、何も良い結果に繋がりません。
「遠くから見守ります」
「ペラペラヨメナ」の花色は、一度に変わるのではなく、それぞれの花が咲いたタイミングから徐々に変色します。
このため、少し離れて見た方が、赤白が混ざって綺麗な風景になる、というのが1つめの由来です。
もう一つが紅白の花を源平合戦に見立てたもので、それを歴史として俯瞰するイメージです。
あなたが単身赴任の時、家族へ贈るのに向きます。
応援しているけれど手の届く事のない、芸能人へのファンレターにも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、同居している恋人や配偶者です。
距離を取りたいという意図に解釈され、関係にヒビが入ります。
「ペラペラヨメナ(ペラペラ嫁菜)」の豆知識
「ペラペラヨメナ」の名は、葉が薄くペラペラしてヨメナのような花を付ける事が由来です。
別名は「ヨウシュアズマギク(洋種東菊)」「コギク(小菊)」「ゲンペイコギク(源平小菊)」「エリゲロン」など多数あります。
エリゲロンはムカシヨモギ属の学名をそのまま呼んだもので、ラテン語の「エリ(早い)」と「ゲロン(老人)」を合わせたものです。
これは、花が咲いてすぐに白髪(綿毛)になってしまうところから付いた名です。
まとめ
「ペラペラヨメナ」は、有り触れた姿の花です。
花言葉を知り、興味を深めれば、その色の変化にも気づけるでしょう。
花との付き合い方をより良くしてくれる、花言葉を心に留め置いて下さい。