「フィリカ」はクロウメモドキ科フィリカ属の常緑低木です。
「フィリカ・プベッセンス・ワフトフェザー」と呼ばれることもあります。
これは150種ほどある「フィリカ」の中でも特にポット入りで売られることが多い品種です。
ちなみに「プベッセンス」とは「軟毛がある」という意味で、その名の通り花には無数の細かい毛が生えていて触るとふわふわしています。
一方、単に「フィリカ」というとドライフラワーや切り花になったものを指すことが多いです。
こちらの用途には茎の先に丸っこくて小さな花を咲かせる「フィリカ・エリコイデス・コットンブッシュ」という品種が使われることが比較的多くあります。
赤や青などに染色されたものもしばしば見られますが、元々の花色は白。
また花は小さな綿花のような、丸くもこもことした姿をしています。
ちなみに「フィリカ」の名は「葉の多い」という意味の言葉がもとになっているだけあり、茎には細長く小さな葉がたくさん付きます。
「フィリカ」の花言葉
「フィリカ」の花言葉は「明るさ」です。
その由来は不明ですが、ドライフラワーにすると白っぽい色合いになることもあり、少なくとも暗いという印象を受けることはないでしょう。
また日当たりの良い場所を好むので、鉢植えを飾るなら十分に明るい窓際などが良いです。
ただしドライフラワーは劣化を避けるために直射日光の当たらない場所に飾ってください。
なお花言葉を込めたギフトにするなら、いつも明るく元気で周りにエネルギーを振りまいているような方に贈る、飲食店など明るい雰囲気が業績に繋がるような相手に贈るなどの使い方が考えられます。
もっと明るくポジティブに振る舞いたい、明るく楽しい家庭がこれからも長く続きますようになどといった願いを込めて飾るのも一つの手です。
「フィリカ」の豆知識
「フィリカ」の原産地は南アフリカです。
また主な生産国は南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランドなど。
温暖なイメージがある国ばかりですが、「フィリカ」の耐寒性は意外にも低くありません。
しかし過湿には弱いので、日本の高温多湿な夏は苦手。
風通しの良い、涼しい環境を用意してやると良いでしょう。
まとめ
「フィリカ」はクロウメモドキ科フィリカ属の常緑低木です。
ふわふわとした雰囲気の花を付けるのが特徴で、主に切り花、ドライフラワー、鉢植えなどとして楽しまれています。
また「フィリカ」の花言葉は「明るさ」というもの。
明るい雰囲気を作りたい場所には持ってこいの花です。