「スキミア(シキミア)」は、ミカン科ミヤマシキミ属の常緑樹です。
日本原産ですが、園芸品種はヨーロッパで作出されています。
開くと白い小花になるピンクの蕾が多数こんもりと付き、花期は3月です。
今回は、「スキミア」の花言葉について解説します。
「スキミア(シキミア)」の花言葉
「寛大」「清純」といいます。
いずれも良い意味で、意味が合う相手への贈り物に向きます。
個人を形容する言葉のため、お祝いの飾りなどには意味がぼやけます。
「寛大」
たっぷり果実を付けるミカン科の植物にしばしば見られる花言葉です。
「スキミア」の場合、「テンプテーション」のような品種を除き、雄花が流通する事が大半です。
このため果実を目にする機会は少ないのですが、蕾が長期間たっぷり付く様子は、大盤振る舞いする寛大なお大尽のイメージとよく合います。
度量が広く、真面目に頑張る者への応援を惜しまない人へ贈るのに向く花言葉です。
多少損失が出ても気にせず、時に私財で補填しつつも先進的な事業を進めていく事業家にも合います。
どうも怒りっぽくなってしまう時、「スキミア」を飾り寛大さを意識すれば、反射的に怒る事は回避出来るかも知れません。
この花言葉が合わないのは、失敗した人を叱らず、即座に切り捨てる人です。
こういう人が怒る姿を見せないのは、度量が大きいのではなく、相手に期待していない為です。
寛大な人は、一見やる気だけで使えない者も、チャンスがあれば活躍出来る、という期待感をもって接するものです。
勿論、能力もやる気もない場合は、寛大な人でも切ります。
「清純」
蕾の期間が長い「スキミア」ですが、開花した白い花が持つ、清らかで美しいイメージから付いた花言葉です。
心が純粋で清らかな人へ贈るのに向きます。
昭和の清純派アイドル歌謡の、DVDボックスのデザインにも合うでしょう。
この花言葉が合わないのは、本音と建て前を使い分けるようになった人です。
心の中が透けても問題ないのが清純という状態です。
「スキミア(シキミア)」の豆知識
「スキミア」は「ミヤマシキミ(深山樒)」の別名を持ちます。
ミヤマシキミは、山(深山)に生え、葉が「シキミ(樒)」に似ている事から付いた名です。
シキミの名前は、一年中美しい「四季美」、または果実に毒がある「悪しき実」という由来があります。
「スキミア」とシキミは全くの別種ですが、有毒という性質は共通しています。
まとめ
「スキミア」は蕾も開花した後も、葉も美しい植物です。
花言葉を知れば、より好ましく感じられるでしょう。
花を彩り良く見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。