「オオダイコンソウ」は、バラ科ダイコンソウ属の多年草です。
海外ではシベリアから東ヨーロッパ、国内では本州の中部地方以北に生育します。
草丈1mほど、花は直径2cmほどで、黄色い花弁が5枚つき、花期は6月から9月です。
今回は、「オオダイコンソウ」の花言葉について解説します。
「オオダイコンソウ」の花言葉
「前途洋々」「満ちた希望」「大器晩成」です。
同属の「ダイコンソウ(大根草)」の花言葉と一部重複します。
良い意味の言葉で、門出の贈り物などに向きます。
「前途洋々」
名前に「ダイコン(大根)」を持ちますが、「ダイコン」はアブラナ科で、全くの別種です。
共通点は葉の見た目で、根生葉が左右対称で先が広がっており、「ダイコン」の葉と似た構造になっているのです。
この先が広がる葉を、末広がりで縁起の良いものとして、「前途洋々」という花言葉が付いています。
目の前がどんなに開けていても、その人が踏み出さないと船出になりません。
応援する時は、結局本人から湧き出る気持ちが重要であるという理解は必要です。
この花言葉は、入学や就職、結婚など、先に良い事が期待出来そうなライフイベントを迎えた人へ贈り、応援の気持ちを伝えるのに向きます。
「満ちた希望」
こちらも末広がりのイメージです。
先に良い事があると思えば、希望も湧き上がってきます。
一方、希望はあくまで希望であり、それによって現実の何かが起きている訳ではありません。
満ちてこぼれ落ちるほどの希望を感じた時は、その勢いに任せて行動を始める事が重要です。
ほどほどの希望だとしても、行動するうちに勢いがついていく事もあるものです。
何かに努力して取り組む時、自宅に飾り気分を盛り上げるのに良いでしょう。
「大器晩成」
こちらも末広がりの葉から、成長していくイメージの花言葉です。
「ダイコンソウ」より大きい事から、より大きな成長が連想されています。
早熟だから大器が期待出来ない、というのは勘違いです。
人間は変化に注目するため、早熟な人の挫折は目立ち、順調に大成すると目立たないだけです。
一方、子供の頃は能力が劣り、その後大成した人は、変化の大きさから注目されます。
「大器晩成」は、事実というよりも、子供に立派に育って欲しいという願いがこもった言葉と考えれば良いでしょう。
まとめ
「オオダイコンソウ」は、バラ科ダイコンソウ属の多年草です。
花言葉は「前途洋々」「満ちた希望」「大器晩成」です。
未来への希望も感じさせてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。