枝が燃え上がるように咲く花が印象的な「アカバナマンサク(赤花満作)」は、マンサク科マンサク属の落葉樹です。
日本在来品種で、日本海側の山中に自生します。
花は細く切った布のような花弁が4枚付き、まとまって咲きます。
花色は紅色、花期は1月から3月です。
今回は、「アカバナマンサク」の花言葉について解説します。
「アカバナマンサク(赤花満作)」の花言葉
「情熱」「私から愛したい」「ひらめき」といいます。
良い意味の言葉が揃い、意味が合う相手への贈り物に向きます。
「情熱」
「マンサク」の名は、春の花に先がけて「先ず咲く」ことを、東北訛りで「まんず咲く」と呼び慣わしたのが元と考えられています。
他の花も葉もない冬から、真っ赤な花が枝を埋めるように咲く様子を、燃え上がるような情熱的な心に喩えた花言葉です。
情熱的な人は、端から見ていると元気を貰えます。
一方、情熱を向けられる立場だと、相手次第です。
つまり、フラットに見ると良いものです。
「情熱的だと鬱陶しがられるのでは」というのは、あまり気にする事もありません。
情熱的な恋の告白に、「アカバナマンサク」の下を選ぶのも良いでしょう。
「私から愛したい」
アカンバナマンサクの情熱溢れるイメージは、告白待ちの受け身にはなりません。
自分からグイグイ愛情表現していく、という連想から付いた花言葉です。
愛されるのと愛するのとどちらが良いかと言えば、愛する方が良いでしょう。
一片でも自分に愛する気持ちがなければ、愛されても辛いだけです。
一方、愛を返してくれない人を愛する事は、一見辛そうですが、心の持ちようで幸せになれます。
そうでなければ、無生物を愛する人の幸せな様子の説明が付きません。
恋の告白やプロポーズなど、愛する相手へ贈るのに向く花言葉です。
「ひらめき」
マンサクと共通する花言葉です。
アメリカ先住民がマンサクを占いに利用していた事からイメージされたものです。
ひらめきは「インスピレーション」とも呼びますが、これはキリスト教において、神が意思を伝える「霊感」と同義です。
日本語の「ひらめき」は、あくまで人間の思考の結果ですから、若干ニュアンスが異なります。
斬新な発想で人を感心させる人へ、褒める意味で贈るのに良いでしょう。
まとめ
冬の枯れ色の風景に、「アカバナマンサク」は鮮烈なものです。
花言葉を知れば、より温かな気分になれるでしょう。
風景をより鮮やかに見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。