「ミソハギ(禊萩)」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「ミソハギ(禊萩)」の花言葉とは? 花言葉

お盆花としても知られる「ミソハギ(禊萩)」は、「ミソハギ」「ミソハギ」属の多年草です。

海外では朝鮮半島、国内では全域に分布し、湿原や用水路の縁など、温暖で湿り気の多い場所に生育します。

花は濃いピンク色で、真っ直ぐ立った花茎に連なって咲きます。

花期は7月から9月です。

今回は、「ミソハギ」の花言葉について解説します。

「ミソハギ(禊萩)」の花言葉

「悲哀」「慈悲」「純真な愛情」「意志の固さ」などがあります。

良い意味と悪い意味が混ざっているため、相手に合わせて使い分けましょう。

「悲哀」

「ハギ(萩)」は秋の七草で、そのまま秋のイメージがありますが、「ミソハギ」は種類が異なる植物で、主に真夏に咲きます。

このため、お盆のお供えとして、しばしばお盆花に使われる事から、死者への思いを表すこの花言葉が付きました。

同じ由来で「愛の悲しみ」という花言葉もあります。

愛する人を失い気落ちしている友人へ、贈りはげますのに向く花言葉です。

「慈悲」

「ミソハギ」がお供えにされるお盆は、「盂蘭盆会」が略されたものです。

一部の仏教の教えによれば、生前強欲で「餓鬼道」に堕ちた人は、常に飢えに苦しみます。

仮に子孫が飲食物を供えても、口に入る前に燃えてしまうのです。

けれど、お盆に供えたものは例外で、食べる事が出来るそうです。

先祖や餓鬼道へ堕ちた人へかける慈悲の意味で、この花言葉が付きました。

心が優しく、人助けを厭わない人へ贈るのに向きます。

「純真な愛情」

亡くなった人への愛情にせよ、慈悲の心にせよ、見返りを期待しないものです。

打算なく、相手のためだけに注がれる愛情を意味する花言葉です。

「無垢な愛情」という花言葉も同じ由来で付いています。

身近な人へ、愛情表現として贈るのに向きます。

何かしら利害関係がある相手には合いません。

それが悪い関係という訳ではありませんが、意味は違います。

「意志の固さ」

「ミソハギ」「禊萩」と書きますが、これは姿がハギに似ている事と、神道の「禊ぎ」に使われた事によります。

禊ぎとは、川で穢れを洗い流す、神道の儀式です。

川の水というのは、常に流れているため非常に冷たいものです。

冷たく流れる川は、いかにも穢れを落とせそうですが、一緒に自分まで流れてはいけません。

常に意志をしっかり持つ必要があります。

そんなところから付いた花言葉です。

同じ由来で「禊」という花言葉も付いています。

意志が強く、良からぬ誘惑に決して揺らがない精神を持つ人へ贈るのに向きます。

一度した過ちを償おうと決意した人にも良いでしょう。

まとめ

夏の水辺に咲く「ミソハギ」は涼やかで美しいものです。

花言葉を知れば、更に深い美しさを感じられるでしょう。

花を多面的に見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。

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