ハーブとして知られる「アイブライト」は、ハマウツボ科(ゴハノハグサ科)コゴメグサ属の多年草の総称です。
狭義には「セイヨウコゴメグサ(西洋小米草)」を指します。
世界の温帯から寒帯に分布し、イネ科やカヤツリグサ科の根に寄生して生育します。
花は中央付近が黄色、花弁が白で、時に赤紫の筋が入ります。
花期は夏から秋です。
今回は、「アイブライト」の花言葉に付いて解説します。
「アイブライト」の花言葉
「献身」「喜び」といいます。
いずれも良い意味で、人を気遣うのにも、親しい人の喜びを祝うのにも向く良い花言葉です。
「献身」
「アイブライト」がハーブとして効能があるとされ、ハーブティーや生薬に利用される事から付いた花言葉です。
特に目を洗う時などに利用された事から「アイ(目)」「ブライト(明るい、輝かしい)」、つまり良く見えるようになるという名が付いています。
その歴史は長く、古代ギリシャ時代の学者「テオフラストス」は、目の感染症の外用薬として「アイブライト」を処方していました。
「アイブライト」を使えば皆の目が良くなって眼鏡が必要なくなる、という連想で、フランス語では「キャセ・ルネッテ(眼鏡の壊し屋)」とも呼ばれます。
誰かの為に我が身を省みない献身的な行動は尊いものです。
一方、自分の為、力関係が下の相手に献身を求める事は、大変卑劣で醜悪なものです。
献身という言葉が出た時、自分がどの位置にあるのか、よく見つめ直す必要があるでしょう。
献身的に頑張る人へ、感謝し気遣う気持ちで贈るのに向く花言葉です。
「喜び」
「アイブライト」で目の調子が良くなる事を、「先の見通しが良くなる」という喜ばしいイメージとかけた花言葉です。
単純に調子が良くなって嬉しいという意味でも合います。
喜びは良い言葉というより、良い事があった結果の感情が喜びです。
人間、小さな喜びの連続を、飛び石を踏むようにして生きていくものです。
足を止めると踏み外して転ぶ心配はなくなりますが、新しい石を踏めず、更に遠くにある大きな石に辿り着けないところも似ています。
仕事でちょっとした良い事があった時、飲み物をコーヒーの代わりに「アイブライト」のハーブティーにして、暫し喜びに浸り一息つくのも良いでしょう。
まとめ
「アイブライト」は長く愛されてきたハーブです。
花言葉を知れば、より好ましく感じられるでしょう。
植物との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。