「危険な快楽」とは、男女の関係を表す表現で、他に支障が出るほど魅力に溺れた状態を表します。
支障が出ながらも逃れる気にならないのが「危険」たる所以です。
従って、この花言葉を持つ花は、強い魅力で深い関係にある恋人へ贈り、虜になった気持ちを伝えるメッセージになります。
「危険な快楽」の花言葉を持つ花
「危険な快楽」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「チューベローズ(月下香)」
キジカクシ科リュウゼツラン亜科ゲッカコウ属の多年草です。
花は白い花弁6枚または八重咲きで、花茎に30個ほどまとまって咲きます。
蠱惑的な甘い香りが夜に特に強くなる事から、夜の深い関係をイメージした「危険な快楽」という花言葉が付きました。
他の花言葉は「危険な戯れ」「危険な関係」「冒険」で、ほぼ同じ意味です。
明るい「冒険」の意味で贈りたい場合は、カードなどで言葉を限定して伝えましょう。
「危険な快楽」と似た意味の花言葉を持つ花
「危険な快楽」に似た意味の花言葉を持つ花は、多数見られます。
「ニシキギ(錦木)」
ニシキギ科ニシキギ属の落葉樹です。
花は黄緑の花弁4枚で、あまり目立ちません。
秋に赤く紅葉する葉に鑑賞価値があり、この美しさが「錦」の語源になっています。
すっかり紅葉した「ニシキギ」は、燃え上がるように見える事から「火遊び」のイメージで、「危険な遊び」という「危険な快楽」と意味の近い花言葉が付きます。
他の花言葉は「あなたの魅力を心に刻む」「深い愛情」「あなたの運命」で、愛情を伝える言葉が揃い、「遊び」とは意味が合いません。
「ヤドリギ(宿り木)」
他の木に取り付く丸い藪のような「ヤドリギ」は、ビャクダン科ヤドリギ属の常緑樹です。
鳥に運ばれた粘着質の種子が枝に落ち、そこに根を張る寄生植物です。
これを執着心や依存心の強い恋人に喩え、「危険な快楽」に近い「危険な関係」「征服」という花言葉が付きます。
他に、ヨーロッパの文化で、クリスマスの「ヤドリギ」の下ではキスしても良いという慣わしがあり、これも花言葉の由来になっています。
他の花言葉は「キスして下さい」「困難に打ち勝つ」「忍耐強い」です。
他に、「ブドウ(葡萄)」の「酔いと狂気」、「アサガオ(朝顔)」の「貴方に私は絡みつく」、「クロトン」と「ヨルガオ(夜顔)」に「妖艶」など、「危険な快楽」を連想させる花言葉は多くあります。
まとめ
「危険な快楽」という花言葉を持つ花は「チューベローズ」です。
似た意味の花言葉を持つ花は「ニシキギ」「ヤドリギ」「ブドウ」「アサガオ」「クロトン」「ヨルガオ」などがあります。
愛情表現になりますが、かなり狭い意味なので、誤解のないよう、カードなどを利用し正しく伝えましょう。