オオキンケイギクはキク科キク亜科ハルシャギク属の多年草です。
特定外来生物として指定されており、栽培や運搬が規制されている事に注意して下さい。
北アメリカ原産で、1880年代に日本に持ち込まれ、道端や河原、土手などを中心に広まりました。
5月から7月にかけて、コスモスに似た先端のギザギザした花弁の黄色い花を咲かせます。
今回はオオキンケイギクの花言葉について解説します。
「オオキンケイギク」の花言葉
「いつも明るく」「きらびやか」があります。
良い意味ですが、使い方によっては悪く取られるので注意が必要です。
また、特定外来生物のため生花は動かせません。
人に贈りたい場合は写真やイラストに留めましょう。
「いつも明るく」
金色の輝くような花の姿からついた花言葉です。
いつも明るく元気な友人へ贈るメッセージなどに画像として添えても良いでしょう。
顧客と直接やり取りをする会社で、良い接客のイメージとして使うのにも向いています。
自分のスマホの待ち受けなどにする事で、気分を明るく盛り上げられそうです。
逆に合わない人は、落ち着いて物静かな人です。
花言葉を出した瞬間に腹を立てられる訳ではありませんが、大体そういう時は押しつけになり、静かに嫌われて距離を取られます。
元々明るさは、他人と交流する時だけに現れる、建前の状態です。
いつも明るい事が絶対正しい、と思っていたとしたら、それは大きな考え違いです。
「きらびやか」
金色で華やかな花の姿からついた花言葉です。
一輪でも花畑でもイメージ通りでしょう。
いわゆる「派手好き」とはニュアンスがやや異なります。
キク全体の花言葉として、「高貴」がある事から、一定の上品さ、センスの良さがなければ意味合いがずれます。
輝くような魅力を持った相手に向いた花言葉です。
また、気品溢れる高級品を扱う売り場などにも似合います。
自分に対しては、目標とするイメージとして、スマホの待ち受けなどにしても良いでしょう。
逆に合わない人は、単なる派手好きな人や、落ち着いたものが好みの人です。
会社などにも不似合いでしょう。
「オオキンケイギク」の豆知識
オオキンケイギクは、1880年代に緑化などの目的で日本に持ち込まれました。
日本人も当初は、その美しさを楽しんだのですが、その後日本在来の生物を圧倒し、生物多様性がなくなってきている事が問題視されました。
結果として、2006年に特定外来生物として規制されるようになったのです。
栽培の禁止だけでなく、生きたままの運搬が禁止されています。
このため、オオキンケイギクを引き抜いた場合も、天日に曝して枯らした後に種が散らないよう袋に入れて運ぶなど、細かく配慮する必要があります。
人間の都合で持ち込んでおいて勝手な話ですが、生物多様性の概念が浸透し始めたのは20世紀後半の事なので、今が丁度価値観の転換期なのでしょう。
いずれにせよ、オオキンケイギク自体が悪という訳ではないので、無闇に貶めるような事は慎まなければいけません。
まとめ
オオキンケイギクは、とても美しい花です。
花言葉を知れば、その興味も深まるでしょう。
草花の魅力を立体的に見せてくれる花言葉を、是非参考にして下さい。