オダマキは、キンポウゲ科オダマキ属の北半球の温帯に分布している多年草です。
交配が盛んな種であり多数の園芸品種が存在するほか、日本固有のオダマキも数種存在します。
草丈は20?50cmほどで耐寒性、耐陰性に強いオダマキには白、ピンク、赤、オレンジ、黄、青、紫など様々な色がありますが今回は「青いオダマキ」の花言葉について解説していきます。
「青いオダマキ」の花言葉
オダマキは「苧環」と表記されます。
これは花の形が麻や苧(お・麻の古名。
または麻やカラムシの繊維を紡いで作った糸のことを指す)を巻き付け機織りに用いていた糸巻きに似ていることから名付けられた名前であるとされます。
またそうした花の形からイトクリソウ(糸繰草)という別名もつけられています。
オダマキ自体の花言葉は「愚か」です。
これはオダマキの英名コランバインColumbineに由来する花言葉です。
コランバインとはヨーロッパの道化芝居に登場する娘の名前で、コランバインが手に持つ杯の形がオダマキの花に似ていることから、花姿と道化を同一視して「愚か」という花言葉がつけられました。
一方で「青いオダマキ」の花言葉は「勝利への決意」、「捨てられた恋人」です。
これらの由来について説明します。
「青いオダマキ」の花言葉「勝利への決意」
オダマキはかつてヨーロッパでライオンが力をつけるために食べる草であると信じられていました。
ライオンの草とも呼ばれていたオダマキは、ライオンの力にあやかって葉を両手に擦り付けることで勇気が出てくる「勝利への決意」が湧いてくる植物であるとみなされていたのです。
この花言葉はこうしたエピソードからつけられました。
「青いオダマキ」の花言葉「捨てられた恋人」
浮気をした人間にはツノが生える、という伝承があります。
オダマキの花がこの浮気者に生えてくると言われるツノの形に似ていることから「捨てられた恋人」という花言葉がつけられたそうです。
「青いオダマキ」の豆知識
「青いオダマキ」を咲かせる品種の中にサムシングブルーという品種があります。
サムシングブルーとは結婚式を迎える花嫁が身につけておくと幸運になれるとされるおまじないの一つで、自分がこれから歩む道が幸運、つまり勝利の道であると決意して進む強い意志を持った花嫁にぴったりの花であると言えます。
まとめ
「青いオダマキ」には過去を振り返るのではなく、未来に向けて強い意志を持って進んでいくという意志を込められる花言葉がつけられています。
贈答の際の参考になさってください。