「カラムシ」の花言葉とは?花言葉を徹底解説

「カラムシ」の花言葉とは?花言葉を徹底解説 花言葉

繊維植物として古くから人間と関わりのあったカラムシは、イラクサ科カラムシ属の多年草です。

北海道以外の日本全国、海外では中国以南、東南アジアに分布がみられます。

道端や石垣などのやや湿った土壌を好み、地下茎を伸ばして群落を形成します。

花期は8月から10月です。

今回は、カラムシの花言葉について解説します。

「カラムシ」の花言葉

「ずっとあなたのそばに」「あなたが命を断つまで」「絶対に許さない」があります。

大変悪い意味の花言葉があるため、人に贈る時にはどの花言葉のつもりであるか、はっきり伝えないと誤解を受けてしまいます。

「ずっとあなたのそばに」

繊維植物であるカラムシが、衣服として文字通り肌身離さず用いられた事から付いたと思われる花言葉です。

有史以前から繊維用に栽培されていたとみられ、奈良時代に書かれた『日本書紀』において栽培奨励する草木としてカラムシが挙げられているほどです。

現在手に入るカラムシの織物は、福島県や沖縄県で少数生産されているだけになりました。

恋人や配偶者同士で贈り合うのに向く花言葉です。

保険会社で扱う、生命保険の商品イメージにも良いでしょう。

逆に合わないのは、社交辞令の挨拶など浅い関係の時で、温度差があり過ぎてストーカーなどを連想させてしまいます。

「あなたが命を断つまで」

大変丈夫なカラムシの布が、長期間使えるというイメージによく合います。

また、沖縄のカラムシを利用した織物である「宮古上布」は、人頭税としてお金の代わりに納められました。

人頭税は家族の人数に対してかかるもので、生まれたての赤ん坊から、それこそ身動き取れない老人にまで付きまとったのです。

結婚を申し込む時や養子縁組など、かなり重たい一生の関係を結ぶ時に贈るのに向いています。

恋人に贈る場合は、その後プロポーズに繋がらなければ違和感が出てしまいます。

「絶対に許さない」

カラムシ繊維の丈夫さからイメージできる花言葉です。

人に対しては、絶交する時に送りつけるぐらいしか使い道はありません。

殺虫剤や農薬の商品イメージには向いているでしょう。

少し意味を弛めて、一度落ちた資格試験へ再挑戦し合格を目指すという決意表明として、待ち受けなどにする使い方は出来ます。

カラムシの豆知識

カラムシは「茎蒸」と書きます。

茎にカラという読み方は本来ありませんが、茎を表す「葉柄(はがら)」という言葉から付いた読み方のようです。

その茎(カラ)を蒸し(ムシ)て繊維を取った事から、茎蒸(カラムシ)となりました。

繊維作物として昔から金銭に代わるものとして各地で利用されていた為文書に残る事も多く、紵(お)、苧麻(ちょま)、真麻(まお)など、様々な別名が記録されています。

まとめ

昨今、カラムシと接する機会は、むしろ加工品になった後かも知れません。

そんな時、花言葉を知っていれば、より身近に感じ、愛用し続けられるでしょう。

日常に愛着が持てる花言葉を、是非心に留め置いて下さい。

タイトルとURLをコピーしました