「白いグラジオラス」は、アヤメ科グラジオラス属の白花品種です。
グラジオラスはアフリカ、ヨーロッパ原産で、日本へは江戸時代に渡来し、栽培が始まったのは明治時代です。
海外由来のアヤメ科という事で「トウショウブ(唐菖蒲)」「オランダショウブ(和蘭菖蒲)」の別名も付いています。
花はラッパ型で花弁は6枚、花期は6月から9月です。
今回は、「白いグラジオラス」の花言葉について解説します。
「白いグラジオラス」の花言葉
「誠実」「密会」「勝利」「思い出」などがあります。
比較的良い言葉が揃いますが、意味深な言葉もあるため、贈る時は相手に合わせ、深読みする人は避けましょう。
「誠実」
白い花は、何も色が付いていない邪心の無さを表しますが、「白いグラジオラス」はそれが連なって、全てが白い事から特に誠実さをイメージしやすくなっています。
同じ由来で「純粋」「無垢」という花言葉もあります。
人間関係において、誠実さは何より必要です。
不実な人は、協力的な事を言いながら、それを裏切る事に抵抗がありません。
そういう人は、存在価値がないどころかマイナスです。
うっかり信用しない分、猫でも遊ばせておいた方がずっと有用です。
一方、自分が不誠実と思われると、挽回は困難です。
改心した行動を自分で言っても駄目で、向こうに気付いて貰わなければなりません。
そんな事なら、普段から誠実にしておいた方がずっと手間がありません。
「白いグラジオラス」をスマホの待ち受けにして、不誠実な行動がないか、省みるのに向きます。
「密会」
ヨーロッパの古い習慣に、グラジオラスを使うものがありました。
周りに秘密で恋人と会いたい時、グラジオラスを置いて伝えたのです。
その数が待ち合わせる時間を表していたといいます。
今の時代から見るとアバウト過ぎますが、文字の普及がそれほどでなく、厳密な時刻で動いてもいなかった時代、これで充分だったのです。
待つ時間もまた、ロマンチックな気分に浸れたのでしょう。
デートの誘いとして渡したり、メッセージに画像で添えるのに向きます。
「勝利」
グラジオラスの語源は「グラディウス(剣)」で、これは葉、または蕾の形が剣に似ている事から付いた名です。
戦争に勝利し、剣を天に掲げるイメージの花言葉です。
勝利は時に空しい、と言いますが、それも勝った余裕があるからこそ思える事でしょう。
スポーツチームのシンボルに合います。
「思い出」
グラジオラスの争いのイメージから「戦いの思い出」を表す花言葉です。
「忘却」という、それを忘れたい気持ちを表す花言葉も付いています。
戦争に限らず、忘れたい思い出はあるものです。
忘れようと思うと、余計に意識して消えてくれないのも、嫌な思い出の特徴です。
そういう時は、頭の中だけでなく、手や身体を動かし、何か別の作業を始めるのが良い気の逸らし方になります。
写真データの仕訳作業などをしつつ、写真のフォルダアイコンに「白いグラジオラス」の画像を使ってみるのも良いでしょう。
まとめ
「白いグラジオラス」は、緑の葉に映え美しい花です。
花言葉を知れば、より好ましく感じられるでしょう。
花を彩り良く見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。