「イヌノフグリ」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「イヌノフグリ」の花言葉とは? 花言葉

イヌノフグリという花をご存じですか。

「オオイヌノフグリならよく知っている」という方も多いと思いますが、イヌノフグリは日本の在来種。

日本原産でオオバコ科クワガタソウ属の越年草です。

今回はイヌノフグリの花言葉について、詳しく見ていきましょう。

「イヌノフグリ」の花言葉

「イヌノフグリ」の花言葉を見ていきましょう。

-1.「女性の誠実」

イヌノフグリの花言葉のひとつに、「女性の誠実」という意味があります。

どうして女性限定なのか、その理由はなんとキリスト教に由来しています。

イヌノフグリの学名はVeronicaですが、この綴りが十字架を背負って処刑場に向かうキリストの汗をハンカチで拭いてあげた聖女ベロニカと同じだったため、「女性の誠実」という花言葉が付けられました。

海外の花言葉が日本に輸入された一例です。

-2.「信頼」「神聖」「忠誠」「清らか」

イヌノフグリの花言葉にもうひとつ「信頼」というものがあります。

由来は上記のベロニカの神聖で勇敢な行いと、過酷な環境でもいつも真摯に咲いている花の姿から来ています。

他に聖女ベロニカに関連する花言葉として「神聖」「忠誠」「清らか」といった花言葉も与えられました。

小さく可憐な見た目とは裏腹に、とても清冽で高貴な花言葉を担っています。

「イヌノフグリ」と「オオイヌノフグリ」

イヌノフグリとオオイヌノフグリは非常によく似ています。

近縁種ではありますが、実はオオイヌノフグリはヨーロッパ原産の帰化植物。

鮮やかな青色の花弁を持ち、イヌノフグリの花の直径が3~5mmであるのに比べ、オオイヌノフグリの花は直径8~10mmと倍ほどの大きさです。

そんなオオイヌノフグリに押されて、背丈も小さく控えめな白い花を咲かせるイヌノフグリはいまや絶滅危惧Ⅱ類に指定されるほど数を減らしてしまいました。

もしイヌノフグリを見つけたらそっと応援してあげてくださいね。

「イヌノフグリ」の別名

いにしえより日本人の生活に寄り添ってきたイヌノフグリには美しい別名がたくさんあります。

「瑠璃唐草(ルリカラクサ)」「天人唐草(テンニンカラクサ)」「星の瞳(ホシノヒトミ)」と、とてもロマンティックな名前ばかり。

足元でけなげに小さな花を咲かせるイヌノフグリをいつの時代も見守り、愛おしんできたことがわかります。

まとめ

イヌノフグリは、かつては日本全国に自生し、いつでも目を楽しませてくれる植物でした。

花はこぼれやすく人にプレゼントするには不向きですが、散歩やハイキングのときなど、イヌフグリの持つ誠実な花言葉や美しい別名を思い出してみてください。

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