「レンテンローズ」という花をご存じですか。
日本では「クリスマスローズ」と同一視されることが多い植物ですが別の種で、ヨーロッパから西アジア原産のキンポウゲ科クリスマスローズ属の多年草です。
「レンテン」とは聞きなれない言葉ですが、これはキリスト教で復活祭の前日46日前から復活祭前日までを「Lenten(四旬節)」と呼び、ちょうどその時期に花を付けることから来ています。
今回はそんな「レンテンローズ」の花言葉について詳しく見ていきましょう。
「レンテンローズ」の花言葉「わたしの心を慰めて」
「レンテンローズ」の花言葉ひとつめは「わたしの心を慰めて」です。
「レンテンローズ」は「クリスマスローズ」と同様に俯くように咲き、それが心を痛めたかのように見えることからこの花言葉が付けられました。
「レンテンローズ」の開花時期は2〜4月で、この時期は心のバランスを崩しやすい時期でもあります。
「レンテンローズ」を身近に置いて、その美しさに心を慰めてみてはいかがでしょうか。
「レンテンローズ」の花言葉「大切なひと」
「レンテンローズ」の花言葉ふたつめは「大切なひと」です。
これは「レンテンローズ」の花びらが中心部の雄蕊や雌蕊を包み抱くように咲くことから付けられました。
実は花びらに見える部分は萼が変化したもので、花びらより丈夫で長期間残ります。
そんなところも「大切なひと」をしっかり守っているように見えたのでしょう。
誰にも代えがたい恋人や家族への贈り物にぴったりの花言葉です。
「レンテンローズ」の花言葉「固い友情」
「レンテンローズ」の花はとても長持ちするうえ、「クリスマスローズ」ではひとつの茎に1輪しか咲かない花が「レンテンローズ」では1輪から4輪ほど咲きます。
そのことから「固い友情」という花言葉も付けられました。
春は出会いと別れの季節ですが、離れても繋がっていたい大切な友人へ「レンテンローズ」を贈ってみてはいかがでしょうか。
生涯続く友情を見守るお守りになってくれることでしょう。
まとめ
「レンテンローズ」は多種多様な種類があり、花色も白やピンクといった愛らしい物から紫や緑色のようなシックなものもあります。
花も最大10㎝にもなり見栄えがしますので園芸家からも非常に人気がある花です。
ぜひあなたもお手元で「レンテンローズ」を育ててみてはいかがでしょうか。