純白の花が美しい「オルレア」は、セリ科「オルレア」属の一年草です。
「オルレア」は学名が由来の名で、「オルラヤ」と呼ぶ場合もあります。
ヨーロッパ原産で、主な用途は鑑賞用です。
花は小花が集まりますが、外側の花弁が極端に大きく、全体で1つの花に見えます。
花色は白で、花期は3月から5月です。
今回は、「オルレア」の花言葉について解説します。
「オルレア」の花言葉
「可憐な心」「ほのかな想い」「こまやかな愛」「静寂」といいます。
繊細な花を反映した花言葉が揃い、イメージが合う人への贈り物に向きます。
「可憐な心」
小さい花が健気に集まって咲く様子から付いた花言葉です。
人間、心の中ではそれなりに利己的なもので、心の隅々まで可憐な人は、いません。
従って、何かしら一部でも可愛げを感じられるなら、可憐と呼ぶに充分でしょう。
言動に可憐さを感じられる人へ贈り、好意を伝えるのに向きます。
「ほのかな想い」
「オルレア」は、「レースフラワー」と呼ばれる花の1つです。
その細やかな花や葉は、レース編みのように、後ろを透けさせます。
そんなおぼろげな見え方を表したのが、この花言葉です。
恋心は、最初ほのかなものです。
これを自覚した時点で、次の段階へ膨らんでいます。
「オルレア」を贈り、気持ちを伝えようか迷う時には、既に三段階目まで進んでいるのです。
恋の告白として贈るのに向きます。
それ以外でも、何かしら親しみやあこがれを伝える時に良いでしょう。
「こまやかな愛」
こちらもレースのような花から付いた花言葉です。
愛の有無はどこで決まるかと言えば、細部でしょう。
小さな不調に気付き気遣う、些細な良い事も共に喜ぶ、そこに目が届くのは愛故です。
そんな細やかな愛情を注いでくれる人へ、感謝の気持ちと共に贈るのに向きます。
一方、大きな愛情を口にしながら、無神経な人には向きません。
その愛は大半が見返り前提の自己愛です。
「静寂」
春先、静かな野で、声が響くのを恐れるように、小花がひそひそ話している。
そんなイメージから付いた花言葉です。
「オルレア」は本来、宿根草の性質があり、地上部分がなくなる事も、意味が合います。
静かな人は時に退屈ですが、人間大半の時間は無言で過ごすものです。
「人といる時は話さなければならない」という固定観念を除くと、案外心地よい関係になる事もあります。
物静かな人へ贈り、好意を伝えるのに向きます。
まとめ
「オルレア」は美しく、切り花にも使いやすい花です。
花言葉を知れば、より愛しく感じられるでしょう。
花との距離を更に近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。
