カラフルな葉が美しい「クロトン」はトウダイグサ科クロトンノキ属の常緑樹です。
西太平洋諸島からパプア・ニューギニア原産で、鑑賞用として流通しています。
花は、雄しべを放射状に伸ばした雄花が目立ち、これが並んで全体的にはブラシのような花穂を作ります。
花期は7月から8月です。
鑑賞するのは主に葉で、白から赤、黄色、橙色などの模様が入ります。
今回は、「クロトン」の花言葉について解説します。
「クロトン」の花言葉
「妖艶」「艶っぽい」「なまめかしい」といいます。
悪い意味ではありませんが、誤解を招く可能性があるので、人に贈る時はTPOに充分気を付けましょう。
特に会社で使うような言葉ではありません。
「妖艶」
「クロトン」の葉はカラフルですが、地の色は濃い緑です。
この暗い緑の葉に明るい葉脈が浮き上がる様子が、夜の街のネオンサインを連想させるところから付いた花言葉です。
色気があり、思わず惹きつけられるような恋人へ贈るのに向く花言葉です。
セクシーさをコンセプトにしたファッションブランドのイメージにも使えます。
この花言葉が合わないのは、清楚な魅力で相手を惹きつける人です。
どちらが良いという事はありませんが、何かしら陰がないと、妖艶のイメージにはなりません。
「艶っぽい」
艶っぽいというのは、単に色気があるだけでなく、それが上品さから滲み出るようなイメージの言葉です。
和服姿に使われる事が、よくあります。
「クロトン」の、形良く美しい葉に、どこか毒々しさも感じさせるカラフルな模様が入るところからイメージされた花言葉です。
崩れた印象もないけれど、何という事もない振る舞いの中に、色気を感じさせる恋人へ贈るのに向きます。
この花言葉が合わないのは、アピール過剰な恋人です。
直接的なものではありません。
また、単に肌が綺麗でツヤツヤしているだけの人も意味が違います。
もう少し内面が関係ある言葉です。
「なまめかしい」
濃いめに化粧をしたような葉の色のイメージから付いた花言葉です。
姿や仕草に色気がある恋人へ贈るのに向きます。
この花言葉が合わないのは、好ましい印象はあるけれど、どこにも色気を感じられない人です。
人の良さはそれぞれです。
「クロトン」の豆知識
「クロトン」の名は、英名から付いたものです。
元は「クロトン」属(ハズ属)でしたが、そこから「クロトンノキ」属に分かれ、名前だけが残ったものです。
「クロトン」の語源はラテン語の「ダニ」で、「クロトン」属に、ダニに似た形の種子を付ける植物がある事に由来します。
「クロトン」は和名を「ヘンヨウボク(変葉木)」といい、葉の模様の多彩さから付いた名です。
まとめ
「クロトン」は複雑で特徴的な葉を付ける植物です。
花言葉を知れば、一層興味深く観察出来るでしょう。
植物との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。