「リクニス」は、ナデシコ科マテンマ属の多年草です。
ヨーロッパ、アジア原産で、鑑賞用に流通しています。
花は赤から白で、複色もあり、花期は5月から7月です。
今回は、「リクニス」の花言葉について解説します。
「リクニス」の花言葉
「私の愛は不変」「好意」「転機を迎えた恋」「機智」などがあります。
良い意味が揃っており、贈り物に向きますが、少し意味深な言葉もあるので意図は正しく伝えましょう。
「私の愛は不変」
「リクニス」の花はすぐにしぼみますが、次々に咲き、株としては花が途切れない事から付いた花言葉です。
同じ由来で「いつも愛して」という花言葉も付いています。
永遠の愛を誓うプロポーズに向きます。
何があっても変わらぬ愛や絆で結ばれているという意味で、子供に贈るのも意味が合います。
「好意」
「私の愛は不変」に引き続く花言葉です。
ある瞬間は好きでも、すぐにしぼんでしまうようでは信頼しにくいものです。
次々に咲く「リクニス」なら、その好意もあてになるでしょう。
「転機を迎えた恋」
花が咲いて次の花が咲く様子を、切り替わる恋の感情に喩えた花言葉です。
一見、悪い意味になりそうですが、「今までと変わる」というフラットな意味しかありません。
恋人から結婚に切り替わる意味で、プロポーズに向きます。
この花言葉が向かないのは、特に何も変わる事がない時です。
これでは、恋心が冷めたという風にしか伝わりません。
「機智」
白く特徴的な葉に独自性がある事から付いた花言葉です。
独自性を「ユニーク」といいますが、ユニークには、「ウィット」のような、機智に富んだ唯一無二の性質のイメージもあります。
同じ由来で「機転」という花言葉もあります。
当意即妙に気の利いた言動が出来る人へ贈るのに良いでしょう。
「リクニス」の豆知識
「リクニス」の名は、古い学名の「リクニス・コロナリア」から付いたものです。
現在では「シレネ・コロナリア」となり、和名は「スイセンノウ(酔仙翁)」です。
他に「フランネルソウ(フランネル草)」「ローズキャンピオン」などの、多くの別名があります。
「リクニス」の語源はラテン語の「リクノス(灯火)」で、シレネの方は「シャロン(唾液)」「シレーノス(泡まみれの神)」などです。
まとめ
「リクニス」は可愛らしい花です。
花言葉を知れば、より好ましく感じられるでしょう。
花との距離を近づけてくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。